皇子を育んだ学都の町アマスヤ(Amasya)って?

イェシル・ウルマック(緑の川)のほとりに立ち並ぶ伝統的な家屋と、その背後にそびえる岩窟墓。なんだかインパクトのある風景のアマスヤは、日本ではまだまだ、あまり知られていない観光地です。オスマントルコ時代は、皇子がこの町で執政を学んだとされる町であり、トルコ建国の父であるアタテュルクが重要な文書を作成した町でもあります。黒海地方のアマスヤを旅してみませんか?

 

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アマスヤはどんな町?


古代、アマシスやアマセイアとよばれていたこの町は、川の上の崖にある要塞都市で、アマゾーン(アマゾネス)の女王が住んでいたとされています。250年にわたって、ポントス王国の首都でもありました。山々に囲まれた町の中心をイェシル・ウルマック(緑の川)が流れます。

古から、王侯貴族、芸術家、科学者、詩人や思想家など、多くの優秀な人物を世に送り出したこの町は、アナトリアで有数の学術都市でもありました。オスマントルコ帝国になってから、第3代皇帝ムラト一世、第9代皇帝セリム一世などの皇子が、アマスヤに送られて統治し、経験を積むことが習慣だったことは、そういったことが関連しているとされます。今でもアマスヤには、多くの博物館があります。


アマスヤは、リンゴの名産地であることで知られています。小ぶりで香りが高く、とってもジューシーなリンゴは、市場にはあまり出回らない貴重なもの。真っ赤なリンゴもあれば、黄味がかったリンゴもあります。見つけたらぜひ食べてみてくださいね。

 

見るべき古代遺跡4選

1. Harşena Dağı ve Pontus Kralları Kaya Mezarları(ポントス王の墓)


アマスヤは、250年にわたり、ポントス王国の首都でした。紀元前2世紀頃に造られた、ポントス王の墓は見逃せない観光スポットになっています。高さ12mほどあるので、王墓から見下ろすアマスヤの町並みは絶好のフォトスポット。川の向こうは、新市街、こちら側が復元されたコナックが並ぶ、旧市街です。岩窟墓までは、スロープを使ってのぼります。滑りやすいので、訪れる際にはスニーカーなどが良いですよ。

ポントス王の墓の地図を見る

2. Kızlar Saray(クズラル宮殿)とカフェ

画像:文化観光省

ローマ帝国からオスマントルコ帝国初期にかけての建物跡が発掘されました。1146年、セルジューク朝の皇帝メスッド一世がこの地域にモスク、学校、浴場、宮殿を建て、オスマントルコ帝国初期にハレムを増築しています。オスマン帝国の皇子らが、150年以上にわたって住んでいた宮殿があった場所でした。1852年まで使われていましたが、残念ながら、今はご覧のように荒れ果てて見る影もありません。

写真中央:クズラル・サラユ・カフェ

ここのおすすめは、すぐ近くにあるカフェ。王墓の近くにある高台にあるカフェからは、アマスヤが一望できます。

クズラル・サラユ・カフェの地図を見る

3. Taş Han(タシュ・ハン)

画像:TÜRSAB

ハンは、隊商宿の意味があります。17世紀頃に建てられたアマスヤの隊商宿は現在ホテルとして利用されています。日本ではあまり知られていない、静かな黒海地方のアマスヤで、伝統的なホテルに泊まるって、なかなか無い貴重な体験になりますね。

 

タッシュハン・ホテル
Screenshot of www.amasyatashanotel.com.tr

 

タッシュハン・ホテルの地図を見る

4. Kapı Ağası Medresesi(Büyük Ağa Medresesi) ブユック・アー・マドラサ

1488年、皇帝ベヤズィット二世によって建てられたマドラサ(イスラム教の神学校)です。他地域で見る神学校とは違い、セルジューク様式で建てられた最初の神学校とされていて、八角形の形をしているのが特徴です。地震で崩壊しましたが、1978年に修復されています。とても美しい円を描く柱廊は一見の価値がありますよ。

ブユック・アー・マドラサの地図を見る

 

学術都市が誇る博物館4選

1. トルコの伝統家屋コナックとHazeranlar Konağı(ハゼラン邸)

ハゼランラル・コナウ博物館

黒海地方の各都市に残されている、トルコの伝統的な家屋は、ここアマスヤでも復元され、川沿いに軒を連ねています。これらの建物は、カフェ、レストラン、ホテル、美術館として利用されています。木造の家屋は、日本人なら誰もが落ち着く空間です。

夜のアマスヤは驚くほどカラフルに。川沿いにならぶ家々と、背後にある岩窟墓はけっこうインパクトありますよね。川沿いには、カメラを構える人がずらっと並びます。

画像:文化観光省

アマスヤ博物館のすぐ隣にある「Hazeranlar Konağı(ハゼランラル・コナウ)」でコナックを見学できます。ミュージアムでは、人形を用いて当時の暮らしぶりが細かに再現。この家屋はハゼラン邸を博物館にしたもので、古い城壁の上に立てられたコナックは、地上2階建て・地下は美術品が展示。見ごたえがあります。

 

基本情報
名称住所アクセス営業時間TEL定休日公式HP入場料
Hazeranlar Konağı(ハゼラン邸)
Amasya Hatuniye Mahallesi, トルコ
市内から徒歩圏内
夏季(4/1~10/31):8:30~19:00
冬期(11/1~3/31):8:00~17:00
※入場はいずれも30分前まで
03582184018
7TL

ハゼランラル・コナウの地図を見る

2. Sabuncuoğlu Tıp ve Cerrahi Tarihi Müzesi(サブンジュオール外科&医学史博物館)

画像:TÜRSAB

イルハン朝時代の1308年~1309年に建築されたもので、町では最古の建物です。当時の皇帝メフメット・オルジャイトゥと妻ウドゥズ・ハトゥンによって建てられ、2011年から、医学史の博物館となっていて、征服王メフメット2世治世下の、アマスヤ出身の著名な医師Sabuncuoğlu(サブンジュオール)のための博物館です。彼は、外科・小児科・耳鼻咽喉科・精神疾患などあらゆる症状の患者を請け負った、著名な医師でした。当時の音楽療法や、痛みに対する対処法、使われていたメス等を見学できます。

基本情報
名称住所アクセス営業時間TEL定休日公式HP入場料
Sabuncuoğlu Tıp ve Cerrahi Tarihi Müzesi(サブンジュオール外科&医学史博物館)
KPirinççi, Atatürk Cd. No:15, 05200 Amasya Merkez/Amasya, トルコ
市内から徒歩圏内
09:00-12:00、13:00-18:00
346 224 44 88
月曜日
4TL

※非公式情報の為、現地にてご確認ください。

サブンジュオール外科&医学史博物館の地図を見る

3. Şehzadeler Müzesi(皇子博物館)

画像:TÜRSAB

アマスヤは、皇子の勉強の場所であったことは、すでにお伝えしたとおりですが、15~16世紀、オスマントルコ帝国初期の皇子の暮らしぶりや様子が人形で再現されています。アマスヤで一番訪れるべき場所と、文化観光省イチオシの博物館です。英語のみですが、皇子に関する30分の長編ビデオを上映しています。

基本情報
名称住所アクセス営業時間TEL定休日公式HP入場料
Şehzadeler Müzesi(皇子博物館)
Hatuniye, Hazeranlar Sk. No:1, 05100 Amasya Merkez/Amasya, トルコ
市内から徒歩圏内
夏季(4/1~10/31):8:30~19:00
冬期(11/1~3/31):8:00~17:00
※入場はいずれも30分前まで
0 358-212-40-59
月曜日
2TL

※非公式情報の為、現地にてご確認ください。

皇子博物館の地図を見る

4. Amasya Müzesi アマスヤ博物館(考古学博物館)

画像:文化観光省

アマスヤ博物館は1925年に設立されましたが、 1980年に現在の博物館に移動しています。後期新石器時代から、ヒッタイト、ペルシャ、ローマ、ビザンチン、セルジューク朝、オスマントルコ帝国に至るまで、13の異なる文明の作品を見ることができます。

画像:文化観光省

この博物館で有名なのは、14世紀のミイラ。博物館内の特別なセクションに展示されています。アマスヤで高官を務めた人々のミイラが含まれていて、博物館の最も興味深い展示物となっています。

 

基本情報
名称住所アクセス営業時間TEL定休日公式HP入場料
Amasya Müzesi アマスヤ博物館(考古学博物館)
Üçler, Mustafa Kemal Paşa Cd. D:No.91, 05100 Amasya Merkez/Amasya, トルコ
市内から徒歩圏内
夏季(4/1~10/31):8:30~19:00
冬期(11/1~3/31):8:00~17:00
※入場はいずれも30分前まで
03582184513
7TL

アマスヤ博物館の地図を見る

トルコ共和国建国の記念すべき町

Saraydüzü Kışla Binası Milli Mücadele Müzesi Ve Kongre Merkezi(サライデュズ国立闘争博物館とコンベンションセンター)

あまり日本人には馴染まない観光スポットですが、トルコ人には大人気ので、とても重要な観光地が、このコンベンションセンターです。トルコは、第一次世界大戦後、連合軍によってイスタンブールが占領されてしまう危機的状況にありました。どの国が、トルコのどの地方を統治するかについて、話し合いが持たれようとしていた、まさにその時。オスマン帝国皇帝の依頼を受け、帝国の高官であったアタテュルクは、アナトリア東部帝国軍をまとめ上げるため、サムスンへ到着。

サムスンにあるアタテュルク像

その後、ここアマスヤで、複数の高官とともに、トルコ独立戦争へのきっかけともなる、「トルコ分割統治危機への宣言書」をまとめあげました。

“国家の完全性と国家の独立が危険にさらされており、イスタンブール政府がその責任を果たすことができず、この状況により国家が消滅したように見える。国家の決意が国家の独立を救う”

と記して、全軍へと発信したのです。つまり、イスタンブールには、オスマントルコ帝国の皇帝がいましたが、彼に服属することに異を唱えると同時に、独立戦争に向けての強い決意と行動を促したのです。新たなトルコという国がスタートした、重要な文書となります。そしてこの後の独立戦争において、連合軍も驚愕の快進撃を見せ、最後となったイズミルで、ギリシャ軍に勝利し、トルコの分割統治を回避することに成功。独立戦争の勝利を果たし、トルコ共和国建国となったわけですね。アタテュルクの強い決意はいかほどだったのか。それを受けたトルコ軍とトルコ人たちの強い決意と意志はどれほどのものだったのでしょう。

画像:TÜRSAB

館内は、人形を用いて宣言書が作成されるまでの様子が展示されていて、コンベンションセンターにもなっています。無料ですので、お時間があれば、ぜひのぞいてみてくださいね。

 

基本情報
名称住所アクセス営業時間TEL定休日公式HP入場料
Saraydüzü Kışla Binası Milli Mücadele Müzesi Ve Kongre Merkezi(サライデュズ国立闘争博物館とコンベンションセンター)
Bahçeleriçi, Büyük Ağa Cd. No:3, 05200 Amasya Merkez/Amasya, トルコ
市内から徒歩圏内
夏季(4/1~10/31):8:00~19:00
冬期(11/1~3/31):8:00~17:00
※入場はいずれも30分前まで
03582184513
月曜日
無料

 

公式PR動画

 

 

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