
トルコの首都がアンカラになったのは、1923年10月13日のこと。それまでは、人口たった数万人で、畜産や農業が中心の、ただの地方都市にすぎませんでした。それが一気に数百万人都市に急成長。オスマントルコ帝国時代の中心地ウルス (Ulus)と、新政府の大使館や行政機関が置かれたイェニシェヒル (Yenişehir)の、2つの丘が誕生したのです。トルコ建国の父アタテュルクは、新旧両方を見守っているかのように、その間に眠ります。そんなアンカラの観光スポットとは?
航空券をみるホテルをみる現地発着ツアーをみる日本発着ツアーをみる
ウルス地区(旧市街)
ウルス地区は、アンカラ城の麓の町で、観光の中心となる地区です。アナトリア文明博物館や、昔ながらの町並みを復元した通りなどがあって、一日かけてまわりたいところ。ちょっとだけ安全面に不安があるので、夜は一人歩きはしないようにしましょう。
Anadolu Medenıyetleri Müzesi(アンカラ考古学博物館)
別名、ヒッタイト博物館といわれるほど、ヒッタイト帝国の発掘物が充実している博物館です。旧石器時代から青銅器時代、アッシリア植民地時代、ヒッタイト時代と、年代ごとに追えるようになっています。個人ではなかなか足を運べない、チャタルホユク遺跡の復元模型も展示。2014年に改装後は、ギョベクリテペ遺跡のバーチャルツアーなどを眺めることができるようになっています。こちらも、シャンルウルファが渡航延期勧告エリアの為、人類最古の遺跡を垣間見ることができる、貴重な展示です。
Ankara Kalesi(アンカラ城)
博物館から徒歩5~6分の場所には、街を見下ろすアンカラ城があります。古代からセルジュークトルコ時代まで、支配者が変わっても、修復されながら利用されてきた城塞です。城門・城壁・塔を残すの、廃墟と化していましたが、こちらも修復が進められて、今はアンカラの街並みを一望できる、城塞公園へと様変わり。
城塞があるウルス地区は高台になっていて、アンカラの街並みを一望できます。目の前には、所狭しと並ぶ伝統的なトルコ家屋、そのはるか向こう側には、整備された現代的な街並みとアパートメントが。そしてアタテュルク廟と森が見えます。急速に成長したアンカラという街を知るにはとても良い場所です。
Hamamönü(ハマモニュ)地区&古い街並み
アンカラでは、古い街並みを再建する動きが、10年以上前から始まっていて、ドゥルトゥ、インジ、フルン、そしてここハマモニュ地区などが綺麗な街並みに戻っています。
カフェやレストラン、お土産屋さんは、どれもリノベーションされたばかりで、綺麗です。通りも整備されていてゆったりと散歩するにはぴったりの雰囲気。晴れた日には、トルコの伝統的家屋「コナック」のオープンテラスで、朝ごはんやチャイで一服すれば、トルコ旅情が掻き立てられます。
トルコ家屋を体験できるのは、黒海地方の特権だと思っていましたが、ここアンカラでも体験できるようになったことは、アンカラが、世界に誇る観光地の一つとして手を挙げたきっかけになっています。
旧市街ウルス地区は治安には問題ありませんが、観光客目当てで声をかけてくる人には注意してくださいね。「観光ですか?」などと英語または日本語で話しかけてきたりします。メルハバのみで、あとはノー、またはハーユル(トルコ語でノーの意味)とはっきり明言すれば大丈夫そうです。
マルテペ地区
マルテペ地区には、ホテルが多く点在しています。私がアンカラ滞在する際には、ちょうど真ん中にあるこの辺りの地区に滞在することが多いのですが、交通の便はまぁまぁです。アクティブに動くなら、クズライの方がいいかもしれませんね。
Anıtkabir(アタテュルク廟)
アンカラ観光の象徴的な建物といえば、ここアタテュルク廟です。まるで神殿のような造りのアタテュルク廟は、日本の御廟のように、周囲を森林に囲まれています。建国の父アタテュルクは、1938年11月10日にイスタンブールで執務中に亡くなっています。80年以上経った今でも、トルコ国民の敬愛は一向に消える気配はありません。その存在は絶対的で神格化されています。霊廟だけではなく、アタテュルクの愛用した車や遺品、資料などが展示されています。
クズライ地区&GOP
クズライは、アンカラっ子がショッピングやデート等に使う一番の繁華街で、中心地です。賑やかな場所が好きな方なら、クズライに宿をとることをおすすめします。GOPは日本でいう霞が関や麻布といったところ。おしゃれなレストランや高級ホテルがあります。

クズライ
地下鉄が交差するクズライ駅は、アンカラっ子が集う中心街。近代的なお店やショッピングモール、ATMなどは、ここクズライに集中しています。この辺りに宿をとるのもおすめです。

GOPのランドマーク的存在シェラトン
また、さらに南のエリアには、行政機関や大使館、高級ホテル・レストランが集中するエリア、ガーズィオスマンパシャ(GOP)地区があります。この辺りのレストランは、欧米風な雰囲気を持っている、高級レストランやカフェが多く並んでいて、閑静なエリアです。地下鉄が走っていないエリアなので、タクシーやドルムシュ、または市バスに乗って移動する必要があります。
アンカラ=博物館とアタテュルク廟だけじゃもったいない!
ツアーでは立ち寄らない、旧市街の古い街並みを再建している地区を散歩することは、とてもおすすめです。トルコの伝統的な家はなぜか落ち着くもので、それはもしかしたら、民族の起源を同じモンゴル民族にルーツを持つとされる、私たち日本人とトルコ人のどこかしらが似ているから、かもしれません。
トルコ旅行や、トルコ周辺各国の旅に必要なHPをまとめています。
とっても楽しいけれど、とっても煩雑な旅の準備はここから始まる♪便利なリンク集です☆
■日本発着☆トルコ旅行パッケージツアーを探す
Yahaoo!トラベルANAトラベラーズJALパックトラベルコ
■個人手配☆AIR+ホテル+レンタカー+現地発着ツアーを探す
■海外からUp!SNSのお供に!Wi-Fiルーター&ケータイ
■旅の準備もお土産もネットで☆
SUNパーキングUSAパーキングABCパーキング成田空港公式駐車場
コメント