
古代から、ここイズミルがあるエーゲ海地方は、ギリシャ文化が花咲いた地です。ビザンチンとオスマントルコの両方の文化を融合させたイズミルには、キリスト教・イスラム教・ユダヤ教の施設がたくさんありました。残念ながら、激しい戦争によってそのほとんどが失われてしまいましたが、それでも市内には、見逃せないいくつかの宗教施設が残されています。美しいギリシャ正教会、イズミルっ子が誇るジャーミィ、それに最近人気のシナゴーグとあわせて、写真でご紹介します。
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Saint Polycarpe Kilisesi(聖ポリカルプ教会)
東方系教会では聖人とされる聖ポリカルプ(聖ポリュカルポス)のための教会です。
聖ポリカルプについて
ポリュカルポス(ギリシア語: Πολύκαρπος、69年頃 – 155年頃)は、2世紀のスミルナの主教(司教、監督)であった。彼は殉教者として死んだ。火刑にされたが、それでは死なず、刺し殺された。ポリュカルポスは、東方諸教会、正教会、ローマ・カトリック教会、聖公会、ルーテル教会で聖人である。日本正教会では中世以降のギリシア語と教会スラヴ語からポリカルプと転写される。
「彼は、ヨハネの弟子であった」と記録される。このヨハネは使徒ヨハネ、長老ヨハネ、福音記者ヨハネと同一視されている。
彼はローマのクレメンス、アンティオキアのイグナティオスと共に三人の使徒教父の一人である。彼の書いた「ピリピ教会への手紙」が残されている。(wikipediaより引用)
東方系教会の内部は、いつどこで訪ねても豪華できらびやかです。この教会もまた、ご覧の通りの美しさ。特に、教会内部の天井は一見の価値があります。
1625年、皇帝スレイマンの許可を得て建設が始まりました。この美しい壁画は、聖ポリカルプの生涯が描かれています。修復に修復を重ねて受け継がれてきた絵画は、訪れる人の心を澄んだ心に戻してくれそうです。
Hisar Camii(ヒサル・ジャーミィ)
Hisarörü(ヒサロリュ)地区にあるヒサル・ジャーミィは、イズミルで一番大きなジャーミィです。もとはラテン教会で、セルジューク朝が侵攻してきた際に破壊され、今はジャーミィとなっています。ジャーミィには、土産物屋が並ぶバザールが併設されていますので、お買いものついでに立ち寄ってみるのもいいかもしれませんね。
Yalı(Konak)Camii(ヤル・ジャーミィ/コナック・ジャーミィ)
時計塔のあるコナック広場にひっそりと建っているのが、ヤル・ジャーミィです。小さなジャーミィですが、300年ほど前、1755年に建設された歴史的な建造物の一つです。オスマン建築様式で建てられているものなのだそう。このジャーミィがある広場はイズミル名物の広場なので、立ち寄ることがあると思います。訪れる際には、鳩が多いので、頭上に注意です!
Bet İsrael Sinagogu(ベスイスラエル・シナゴーグ)
ベスイスラエルとは、「イスラエルの家」という意味があるのだそうです。市内に8つあるシナゴーグの中で一番保存状態が良いものなのだそう。1400年代にスペインやポルトガルから移住したユダヤ人によって建設されています。世界で唯一ここイズミルにしかない中世スペイン建築様式のシナゴーグということで、世界中から注目を集めているのだとか。
宗教が違えども受け入れるトルコ
トルコ人にとって、心の支えとなるジャーミィ。侵攻して教会をジャーミィに変えちゃったりしていますが、それと同時に、キリスト教やユダヤ教といった他宗教についても深く受け入れています。コーランの中にそういった教えがあるからなのでしょうね。遺跡巡りの合間に、イズミル散策の合間に、こういった聖なる神域も取り入れて、違った文化に触れてみる、というプランはいかがですか。
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