アロマ香る湖水地方(Göller Yörler)を旅しよう!前編~Isparta ve Burdur(ウスパルタとブルドゥル)~

トルコの南西エリア、地中海・エーゲ海の海と内陸部の狭間には、たくさんの湖を有する湖水地方があります。地殻変動でできた湖と火山湖の合計は、現在確認できるもので30以上。湖周辺には、一面のローズやラベンダーの庭園と、WWFにも登録されている湖、それに、「トルコのモルディブ」まであります。日本ではあまり知られていない、トルコの湖水地方を2回にわけてご紹介。まずは、ダマスク・ローズとラベンダーの町、ウスパルタへと、旅してみましょう。

 

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湖水地方とは?

アナトリア半島の南、エーゲ海・地中海と内陸部の中間に位置する湖水地方。地殻変動や火山活動によってできた湖は、年々干上がり、湖の面積は減少傾向にはあるものの、2019年現在、30ほどの湖が点在。乾いた大地だからこそ美しく咲く、ローズやラベンダーなどのお花畑があって、春から初夏にかけて観光客で賑わう地域です。

 

ウスパルタで楽しめる花の種類&訪れるべき季節

クユジャック地区のユリ畑

ウスパルタ県といえば、なんといってもローズ。薔薇の生産量は、実は世界一!なのですが、日本ではブルガリアのダマスク・ローズは有名でも、トルコについては、知る人ぞ知る、ところかもしれませんね。さらに、ウスパルタは、ラベンダー畑にも力を入れていて、トルコではNo.1の面積を誇ります。このウスパルタを訪れるべき季節は、6月~7月にかけてがベスト。ローズなら6月に、ラベンダーなら7月に旅するのがおすすめです。最近、ラベンダーに続いてユリ畑も登場。世界中のネイチャー・ツアー愛好家の注目を集めています。

 

ウスパルタで見られるお花畑

Gül(ローズ)
Güneykent Kasabası(ギュネイケント町)

ウスパルタ=ローズ、という数式が成り立つほどに、この地では栽培が盛んで、町はピンク一色。世界最大のローズオイルを生産地だから、当然のこと。ウスパルタ県のいたるところでGül bahçeleri(ギュル・バフチェリ/バラ園)があり、精油工場もあちらこちらに点在。

24種類あるローズは、5月~6月にかけて開花し、最盛期は6月です。南から北へ咲いていく“ローズ前線”にのってやってきます。特に、ギュネイケント町は、ウスパルタの北にある、ローズ一色の町。毎年6月には、ローズ・フェスティバルが開催されています。この時期になると、家族総出でローズを摘む様子を見学したり、実際に体験させてもらったりできます。ローズ・ティーを飲んだり、バラジャムを試食したり、盛りだくさんの内容です。まわるなら、ツアーに参加するか、レンタカー手配が必須ですよ。

photo by Unsplash

ウスパルタのローズの生産・販売はそのほとんどを、Gülbirlik(ギュルブリリッキ)社が担っています。最近になって日本にも上陸したローゼンスもこの会社の製品で、トルコを代表するナチュラル・コスメの代表的存在。品質を求めるなら、この会社が製造している製品なら間違いないものです。

見られる場所 Güneykent Beldesi(ギュネイケント町)
Yakaören köy(ヤカオレン村)
Gönen İlçesi(ギョネン地区)
İleydağı köy(イレイダーウ村)
Senir/Kılıç köy(セニル/クルチ村)
Sorkunçak köy(ソルクンチャック村)
見頃 最盛期は6月ごろ。

 

Lavanta(ラベンダー)
Kuyucak köy/ Lavanta bahçeri(クユジャック地区のラベンダー畑)

「ここはトルコの富良野!」(と勝手に思っています…)のウスパルタ。毎年初夏になると、紫色に染まる大地が、あちらこちらで見ることができるようになります。特に有名なのが、クユジャック地区。フォトスポットとして、国内外から多くの観光客が押し寄せて賑わいを見せ、TVでもよく報道されたりします。手作りのラベンダーオイルの他、香り袋などが農家さんの軒先などでも売られているので、それを買うのも楽しみの一つに。

見られる場所 Keçiborlu(ケチボルル地方)のKuyucak(コユチャック地区)周辺。特に、下記村が有名。
Kuşcular köy(クシュジュラル村)
Çukurören köy(チュクリョレン村)
見頃 6月~7月末ごろまで。
※最盛期は7月末。8月から刈り取りはじめ

 

Zambak(ユリ)
Keçiborlu Kuyucak köy/Zambak Bahçesi(クユジャック地区のラベンダー畑)

第三のお花畑として、最近、観光客誘致に取り組んでいるのが、紫色のユリ畑です。開花時期はローズと重複する5月頃。今は観光客の目を楽しませる目的のユリも、将来的には精油がとれるまでになるかもしれませんね。

見られる場所 Keçiborlu(ケチボルル地方)のKuyucak(コユチャック地区)
見頃 5月初旬~中旬にかけて、一週間程度。

 

拠点となる町Isparta(ウスパルタ)

ウスパルタ市は、ウスパルタ県の県都で、元々はスパルタという古代都市に由来しています。上で紹介した、ローズ・ラベンダー・ユリはウスパルタ市の郊外の各地区にあります。拠点となる町、ウスパルタにある、注目スポットとは?

Isparta Halı ve Kilim Müzesi(ウスパルタ・絨毯・キリム博物館)

Prof. Dr. Turan Yazgan Etnografya Müzesi(トゥラン・ヤズガン博士・民俗学博物館)に併設されている博物館で、カーペットやラグを中心に、トュルク民族が使ってきた製品が約3,500点展示されています。トルコには、地方ごとにオリジナルの絨毯がありますが、ここウスパルタ地方のコットン・カーペットも、古くから伝統的な手織り絨毯として、生活にも商売にも欠かせないものでした。大きな3つのローズ・オブジェが目を引きますね。

ウスパルタの絨毯は、品質が良い手織りの“Isparta Halısı(ウスパルタ・ハルス)”として、昔から愛されているようです。市内中心部には、“ウスパルタ絨毯宮殿”なる市場があって、月・水・金に取引されていました。今は、中心部のカーペット・ショップで購入できます。

 

ウスパルタ・絨毯・キリム博物館の地図を見る

 

ウスパルタ市内の中心部でショッピング

ウスパルタ市内中心部の繁華街は、Istasyon Caddesi(イスタシヨン通り)とMimar Sinan Caddesi(ミマール・シナン通り)が交わる辺り。ウスパルタには、Firdevs Bey Bedesten Kapalı Çarşısı(フィルデヴス・ベイ・ベデステン・バザール)Üzüm Pazarı(ユズム・バザル)など、複数のバザールがあって、Firdevs Bey Camii(フィルデヴス・ベイ・ジャーミィ)周辺にあります。上でご紹介したローゼンスのショップもこの辺り。カフェやレストランも豊富にあります。

ローズ・ウォーターが入ったお菓子やスイーツ類、ジャム類、化粧品、エッセンシャルオイルで、お店はピンク一色。女性なら誰もがワクワクする光景ですよね。ただし、いろんなお店があるので、一般的なショップの安価な製品は、品質が良いものではない為、注意が必要です。

 

野鳥と遺跡とモルディブ?!Burdur(ブルドゥル)

ウスパルタに隣接するブルドゥル県で絶大な人気を誇るサルダ湖は、湖水地方では外せない観光スポットです。ほかにも、野鳥や絶滅危惧種の動物たちが生息するブルドゥル湖、保存状態が驚くほど良い遺跡サガラッソスがあって、レンタカーで一日かけてドライブするには、絶好のコースですよ。

Burdur Gölü(ブルドゥル湖)

ブルドゥル湖周辺には、30万を超える鳥やアヒルが生息しているとされます。それに、トルコで最も深い湖としても有名。ところがこのブルドゥル湖、「あと10年で枯渇するのではないか」との専門家の見解が示されています。気候変動による塩分濃度の上昇と、周辺の大理石の採石、地下水の利用過多によるものなのだそう。これはトルコのみではなく、地球に住む全ての人が責任を持って行動することで緩めることができることなのだと、あらためて考えさせられます。

ブルドゥル湖の地図を見る

 

Sagalassos Antik Kenti (サガラッソス古代都市)

サガラッソス遺跡は、紀元前3,000年ごろのピシディアの古代都市で、標高1750mという高い場所にある遺跡です。テラス付きの神殿、泉、アゴラ、図書館、劇場といった遺跡が保存状態が良く残されています。世界で最も標高が高い場所にある劇場なのだそう。700年頃の2度にわたる大地震によって都市が破壊され、人々は山を下り、移住を余儀なくされます。ユネスコ世界遺産リストに推奨されていて、近いうちに正式登録される可能性も。遺跡好きにおすすめです。

サガラッソス古代都市の地図を見る

 

Salda Gölü(サルダ湖)

サルダ湖は、別名、“トルコのモルディブ”と称される湖です。ちょっと大げさでは?と思ってしまいますが、天気が良い日に、白い砂浜越しに見れば、透き通った湖のコントラストが、確かに「ここはどこかのリゾート?」と思わせます。訪れる場所によっては、ガッカリすることもあるようなので、ご注意を。

サルダ湖の記事を見る

 

ローズ・オイルの精油工程

古くから行われてきた伝統的な製法で、ローズ・オイルをつくる工程を、クユジャック村で見学することができます。それぞれのローズ畑では、家族総出で朝早くから摘み取ります。袋の付いたエプロンを腰に巻くのが伝統的スタイル。摘み取った花をプラスチック製の袋に入れてしまうと、香りが落ちてしまうそう。摘み取られたローズは、精油工場に運ばれます。

こちらの動画は、ギュル村(ローズ村)の様子です。

 

見て、食べて、地元へ貢献!

香り高いことで知られるダマスク・ローズの原産国は、ブルガリアではなくトルコとされます。さらに、世界のローズ・オイル生産量に占めるトルコの割合は、実に65%にものぼります。あまり知られていない事実ですね。ウスパルタのバラは、古くからこの地方の農業の一つですが、朝早くから働いても、実際には、数千円にも満たない収入しか得ることができませんでした。それを救ったのが、ローズとラベンダーの観光業。オーガニック・ローズの収穫、バラのジャムとバターたっぷりの朝食、バラのお茶といったツアーが世界中のナチュラル志向のツアー客に人気なんです。

ブルドゥル湖のフラミンゴ

それと、余談ではありますが、湖水地方の湖は枯渇が懸念されています。元々荒れた土地であることと、気候変動や周囲の人口増加等によって、枯渇する湖は今後増加傾向にあるとされていると報道されています。特にブルドゥル湖は、10年ほどで消え去るのではないか、と言われている為、訪れるなら早めが吉、のようです。

 

アクセス

  • アフィヨンからツアーで参加する
  • パムッカレの拠点となる町デニズリからレンタカーで行く
  • リゾートの町アンタルヤからレンタカーまたはツアー参加で行く

いずれかの方法がおすすめです。
現時点で、VELTRA等、日本から予約できる方法は無いようです。いずれにしても、6月~7月にトルコを訪れるなら、ぜひぜひ、湖水地方でバラとラベンダーの香りに包まれる計画を立ててみてくださいね。

 

 

 

 

 

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