
紀元前109年~紀元後72年までの間にこの地方を支配していたコンマゲネ王国は、東西文明のちょうど真ん中に位置していました。両国に攻め入られ安い不利な国でしたが、良い政で一定の繁栄を誇っていたようです。メソポタミア地方で最も高い、標高2206mのネムルット山に、神殿とともに自身の墓をつくるよう命じた王アンティオコス一世は、後世に自分の名を残したいと、建設を命じました。山頂まで6トンもある石を、一体どのようにして運んだのか、いまだ解明されていません。世界遺産、ネムルット山とは?
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コンマゲネ王国とは?
ネムルット山に自身の墓と神殿を建設するように命じたのは、コンマゲネ王国のアンティオコス一世です。コンマゲネ王国は、アケメネス朝ペルシアの王であるダレイオス一世と、アレクサンダー大王の血統を継ぐとされる、ミトリダテス一世によって建国されました。この一帯を支配していたのはほんの2世紀ほどで、初めのうちはうまく付き合えていたローマ帝国との関係もやがては崩れていき、属州となったのち、ローマ帝国に町を破壊されて消滅しました。
3つのテラス
ネムルット山の山頂には、北・東・西と、3つのテラスがあります。

西側テラス
夕日を見るツアーに申し込んだら、西側テラスを訪れます。神殿はありませんが、保存状態の良いライオンとワシの像に出会うことができます。

北側テラス
北側のテラスは石板があるだけで、少し寂しい感じです。時間があれば訪れたいところです。

東側テラス
ネムルット山のメインは、神殿がある東側テラス。この山の中には、王墓があるとされていますが、まだ発掘されていません。ローマ帝国が徹底的に街を破壊したため、コンマゲネ王国についての文化歴史のほとんどは謎のまま。埋葬品が発掘され、歴史解明がされるとよいのですが。
東のテラスと西のテラスを結ぶ道。この道沿いにも、巨頭がゴロゴロ落ちています。
巨石をどう運んだのか?
高さ10メートル、重さ6トンもある岩を積み重ねて、神殿と王墓は造られています。当時、どのようにしてこれらの岩を運んだのかは、解明されていないようです。この巨石は、神殿に並べられていた石像でしたが、地震によって倒壊。元々は、神々と王の像は横並びで配置されており、王の権力の強さが如何様であったかがよくわかります。
サンライズ・ツアーに参加しよう!
ネムルット山のツアーがとても人気です。人気の理由は、ネムルット山から朝日を見ることにあります。眼下に広がる雄大な山々と、ユーフラテス川のダムがオレンジ色に染まる風景は、一生に一度は見ておきたい景色です。トルコ大使館のPRビデオで、ネムルット山から見る朝日のすばらしさを垣間見ることができますので、お時間あれば、ぜひ。
多くの人々は、早朝、陽が昇る前にホテルを出発し、ツアーバスでネムルット山へと向かいます。ちょうど日の出時刻に到着するよう計算されたツアーですから、晴れていれば、山頂で壮大な朝日を眺めることができます。2000年もの間、巨頭たちが見てきた神聖な朝日を、ぜひとも見ておきたいものですね。
アクセス
ネムルット山に登るのは、4月~9月までの間がおすすめです。標高2000メートルを超える山ですから、夏であっても一枚は、少し厚手の羽織るものを持っていきましょう。バスを下車後、テラスまで10分ほどは歩きます。キャフタ、または、アドゥヤマンの旅行会社がツアーを催行しています。安全性の観点から、アドゥヤマンを拠点にすることをおすすめします。
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