
オルドゥの町は、アナトリア半島の上の方、黒海地方にあります。黒海沿岸の町で三番目に大きな町ながら、世界遺産があるわけでも、有名な観光スポットがあるわけでもなく…そのため地球の歩き方にも掲載されていない、いわば秘密の旅先。トルコ国内では、海も森も両方楽しめるヴァカンス先として人気の旅行先の一つなんです。海で海水浴を楽しんで、豊かな山々で森林浴とマイナスイオンをたっぷり吸収したら、オーガニックな野菜や果物、新鮮なお魚料理を堪能する…。そんな極上の休日を過ごせる、秘密のオルドゥへ旅してみませんか?
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Perşembe Yaylası(ペルシェンベ高原)
ペルシェンベ高原は、オルドゥ市内から100km・2時間ほど山側へ車で移動した場所なのですが、オルドゥ県で一番おすすめの場所です。このペルシェンベ高原は、トルコ観光省の公式ガイドブックにも掲載されている場所で、ユネスコ世界自然遺産リスト入り間近と噂されているんですよ。
イスタンブールやカッパドキアをぐるっとまわっただけでは、こんなしっとりした緑豊かな大地があることなんて、想像もでいない場所ですね。黒海地方は、日本と同じく四季があり、湿潤で木々の緑が豊かなエリアですが、日本と違うところは、こういった広い高原が点在しているというところでしょうか。
ジャニック山脈に位置するこの高原の標高は1,500m。湖のほとりには、ホテルやレストランやカフェなどが集まっていて、ここで何日か滞在することも可能です。周辺では、羊や牛が放牧されていて、ここでいただく新鮮なヨーグルトやジンギスカンは観光客に人気のメニューの一つ。

子羊肉はトルコ料理の定番
芸術的に曲がりくねった川、日常のすべてを癒す緑と、放牧された動物たちが忘れられない光景になります。時間があるなら、家族やカップルなどでゆったり過ごすのがおすすめです。
オルドゥからユンイェへ1泊2日旅へ!
天気が良い日は、オルドゥ市内でレンタカーを借りましょう!市内から、ペルシェンベ地区(高原じゃない方のペルシェンベですよ)を経由して、さらに西のサムスン方面へ進んで、ユンイェまで。ユンイェには、海水浴で賑わうビーチと、歴史的な建物が立ち並ぶ町並み、発掘が進められている遺跡や城があり、見逃せません。
Perşembe ve Hünker restoran(ペルシェンベの岬とヒュンケル・レストラン)
ペルシェンベ高原が山の景勝地なら、こちらは海の景勝地です。二つの“ペルシェンベ”がオルドゥには混在していて、とっても贅沢なエリアですね。オルドゥ市内でレンタカーの手続きをしたら、サムスン方面へドライブをしましょう。
その途中にあるのが、ここペルシェンベ地区で、岬と灯台、断崖、そして青い海が気持ちの良い場所です。この古い教会は、ヤーソン教会。灯台のある岬の付け根部分にあって、この岬とあわせて、多くの観光客が訪れます。
ペルシェンベ地区を出たらユンイェを目指して、車をさらにサムスン側へと走らせます。途中、道路の右側にあるのが、ヒュンケル・レストランです。地元では人気のレストラン・チェーンで、天気の良い日には、海風を感じながらいただくトルコ料理が、とっても最高なんです。値段もお手頃ですよ。
Ünye(ユンイェ)の町を散策しよう!
海沿いに車を走らせて、右側に長いビーチが見えてきたら、ユンイェに到着です。このビーチは、黒海で一番長いビーチなのだそうで、ヴァカンス滞在に最適なホテルも、街中にはブティックホテルもあり、夏はここに一泊するのがおすすめです。トルコには、地中海とエーゲ海があって、ヴァカンスの滞在先としては影の薄い黒海ですが、この辺りの海は、とっても透き通っていて、海も山も楽しめると、国内外からの観光客に人気なんです。
ビーチに飽きたら、今度は街中の散策に繰り出しましょう。オスマン建築のかわいい家々や歴史的なハマムを見たり、丘の上からの景色を楽しんだり、エルトゥールル号の記念碑に祈りを捧げてみることも。
Ünye Yaşayan Kültürel Tarih Müzesi(ユンイェ生活文化遺産博物館)では、当時の人の暮らしを見学することもできます。
Ünye Kalesi(ユンイェ城)
紀元前250年ごろ、ポントス王によって建てられた城は、高さ300mほどの天然の一枚岩を掘り抜いて建てられています。この見た目が、けっこう迫力があって、インパクト大ですよね。オスマントルコ帝国時代までは、実際に使われていたものですが、今は観光地として整備はあまりされていないようなのが、少し残念。この岩には、岩窟墓もあります。公共機関では移動できない為、車又はタクシーでアクセスを。
オルドゥ市内を散策しよう!
Boztepe(ボズテペ)
オルドゥ市内を観光するなら、絶対ここだけは外せないのがボズテペです。ケーブルカーで海抜450mの頂上まで登れば、オルドゥ市内と黒海を一望できる絶景ポイントに。頂上にはカフェ・レストラン、ピクニックエリアやベンチなどがあって、家族連れでもカップルでも、もちろん一人旅でも十分に楽しめますよ。
こうしてみると、豊かな緑と海に囲まれたオルドゥが、いかに恵まれた土地であるかが、よくわかりますね。このボズテペでは、パラシュートも楽しめます。観光客がたむろす後ろ側からチャレンジOK。勇気がある方は、ぜひ挑戦をしてみては?
Taşbaşı Kilisesi(タシュバシュ教会)
1853年に建てられたキリスト教会は、オルドゥ市内の数少ない観光スポットで、現在は文化会館として利用されています。黒海の深い青に映える教会はフォトスポットとしても観光客に人気のようです。
オルドゥ市郊外へ
Kurul Kalesi(クルル城)
市内から13km離れた場所では、古代遺跡が発見され、2010年以降発掘が進められているようです。現段階でわかっているのは、およそ2300万年前の神殿や城壁があった、ということ。大理石のキベレ像などが発掘されていて、これからに期待されています。
Yoroz Kent Ormanı(ヨロズ・シティ・フォレスト)
オルドゥ市内から20kmほど離れた場所にあるヨロズ・シティ・フォレストは、気軽にできるトレッキングポイント。整備された歩道を歩いて、30分~1時間ほど登れば、黒海の豊かな森を一望できます。整備された遊歩道とはいえ、けっこう急こう配な道で、うっそうとしている森なので、スニーカーでOKですが、夏は虫対策も忘れずに。売店等はありませんので、お水等は必ず持参くださいね。
豊かな農産物をお土産にどうぞ
オルドゥをはじめとした、黒海地方は、おいしい野菜や果物ふんだんに収穫ができる地域で、オーガニック栽培も盛んです。オルドゥで有名なのは、まずはこの、いちご。いちご好きにはたまらない甘さで、日本の半額以下なのも魅力です。市場などで買って、ホテルの部屋で食べると、フレッシュでジューシーで最高です。そして次に、ハチミツ。
トルコの蜂蜜は、巣ごと(コムハニー)食べることが多くて、これがとっても美味。食べたら、瓶入りの蜂蜜には戻れません。ホテルの朝食等でよく出てきますので、たっぷりとって、ヨーグルトと一緒に食べたらやみつきになりますよ。特に、オーガニックだと色も香りも味も全然違いますね。オルドゥは蜂蜜の生産量がトルコでNo.1なのだそうです。そして次に、ヘーゼルナッツ。
ヘーゼルナッツは、こんな風に実がなるんですね。ヘーゼルナッツメーカーの老舗であるギュルソイは、ここオルドゥを本拠地としています。オルドゥ市内にも店舗を構えているので、見かけたらぜひお立ち寄りを。
日本と似て非なる黒海地方へ
黒海地方は、日本ととてもよく似ています。気候や食べ物、それに人柄もとてもおおらかで素朴。海と山が町の近くにあって、どちらも同時に楽しめて、人が少ない分、長閑で静かな旅の時間を過ごせるのが大きな魅力。掘れば掘るほど魅力あふれる黒海地方は、何度もトルコを旅する人にはとってもおすすめなエリアです。サフランボルやリゼ、サムスンといった都市を組み合わせて旅してみては?
アクセス
オルドゥには、飛行機、バス、電車で行くことができます。飛行機の場合、Ordu Giresun Havalimanı(オルドゥ・ギレスン空港)を利用します。空港から市内へはリムジンバスにて。電車の場合、イスタンブールやアンカラ等からサムスン駅へ行き、サムスンからバスで移動となります。一番簡単なのは、長距離バスです。各都市からオルドゥ市内にあるオトガルを結んでいます。
トルコ旅行や、トルコ周辺各国の旅に必要なHPをまとめています。
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