
トルコで二番目に大きくて、一番浅い湖、トゥズ湖。トゥズとは塩という意味なので、塩湖なのですが、こちらは通称で、地元の方はKoçhisar Gölü(コチヒサル湖)と言います。カッパドキアやコンヤがある中央アナトリアの真ん中に位置し、上空から見ると、乾いた大地に丸い湖がポツンとあるだけ。湖につながっている川も見当たりません。季節によって、真っ白だったり、鏡面だったり、ピンクだったりする、不思議な湖です。カッパドキア観光と一緒にツアーでまわることができるトゥズ湖の魅力とは?
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トゥズ湖とは
トゥズ湖は、コンヤの南、カッパドキアの西に位置します。1500㎢の広さで国内第二位ですが、深さは平均でたったの1~2m。広くて浅い湖なのです。乾燥した地域なので、雨季以外はあまり雨が降ることがなく、一面が真っ白になります。それでも、水鳥たちには憩いの場。特に、フラミンゴたちにとって、ここは貴重な生息地になっています。湖の中央には、5000~6000もの巣が集まっていて、一大コロニーを形成します。
そそぐ川もないこの湖の塩は、雨水によってつくられます。地下深くにある塩のドームに到達した水が溶けだして、構造線によって地表に運ばれ、塩が出来上がるのだそうです。
トゥズ湖の塩は、トルコ国内で消費される塩の40~70%ほどをまかなっています。トルコでは岩塩も多くとれるのですが、こちらは主に工業用で食用になることは稀のようです。日本では天日干しの塩を入手することは出来ても、高価ですね。トルコの人々に恵みを与えているトゥズ湖ですが、近年の環境の変化によって干上がり続け、将来は完全に水が枯れてしまうとされています。
他にも、鶴や、野生のカモやガチョウが生息。トゥズ湖周辺には、同様の湖が数か所あり、いずれも水鳥たちの生息地となっているようです。
写真で見よう!トゥズ湖
春から夏にかけて
春、この地には大量の雨が降ります。「トルコのウユニ」と呼ばれる時期は、ちょうどこのころ。鏡面のように空を映し出します。裸足になって湖面を歩くのは、とてもおすすめです。
夏の初めごろ
インスタグラマーで賑わうこの季節、ピンクに染まるトゥズ湖を見る為、たくさんの観光客が訪れます。
本当にピンク色なので、車で近くを通ると毎回驚き、必ず立ち寄ってしまいます。藻類が強い日光から身を守ろうとし、ベータカロテンを出すために、ピンク色に染まるのだそうです。干上がってしまったり、気温が下がるか、雨季に入ると、この現象はおさまります。出会えたら、とてもラッキーな景色。
冬寒く夏暑い、大陸性気候のカッパドキアの夏は短いものです。タイミングを逃すと、干上がって一面真っ白になっていることも。ピンク色の湖を見られるのは、その年によって少しずつ異なり、そしてそれはとても短い期間です。
盛夏すぎごろ~春にかけて
完全に水分は蒸発し、一面真っ白な世界に。ここで結婚式をあげるカップルもいるようですよ。
夕日も美しいトゥズ湖
天気の良い日の湖はとてもきれいですが、サングラスを持参すると良いと思います。また、夕日の時間帯もまた、美しいですよ。枯れるのはまだ先かもしれませんが、この自然がまだ残っているうちに、ぜひ旅してみてくださいね。
アクセス
トゥズギョルのビューポイント(上の地図です)は、サービスエリアになっていて、レストランや土産物屋さん、塩の博物館があります。アンカラとアクサライを結ぶ道の途中にあって、Tuzgölü Seyahat(トゥズギョル・セヤハット)の長距離バスで、Makas(マカス)またはŞereflikoçhisar(シェレフィコチヒサル)まで行くことができます。一番近いマカスからでも、徒歩3時間…。マカスは小さな村なので、最寄りの町はシェレフィコチヒサルとなります。公共交通機関では難しいそうなので、アンカラかコンヤかカッパドキアからレンタカーを借りるか、またはタクシーをチャーターするか、または旅行会社のオプショナルツアーに参加するのがいいと思います。
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