
アラブ諸国のツアーへ参加する際、男性添乗員が女性参加者の身請け人となる必要があるほど、「イスラム各国では女性は強い庇護のもとに置かれており、女性一人旅はかなり厳しいもの」というイメージですが、同じイスラム教を国教としながらも、トルコは、宗教と政治を分離させる「政教分離」をとっているほか、EU寄りの政策などもあり、アラブ各国に比べてイスラムの戒律に対して緩い国。だからお酒もOK。もちろん、女性の一人旅も全然大丈夫!トルコへ一人旅をしたことのある女子は皆「また行きたい!」と言います。その魅力とは?3つポイントとともに、気を付けたいポイントをまとめてみました。
航空券をみるホテルをみる現地発着ツアーをみる日本発着ツアーをみる
魅力その1 トルコ人に癒される
女性に優しい国&親日=居心地良い

出会った中でベストなおじさん←言い方
トルコはイスラム教国家の中でもヨーロッパ寄りな文化ですが、東・東南アナトリアでは、まだまだ、女性に対して差別的と感じる習慣が残っているようです。しかし、ほとんどの男性は、「女性は守り大切にするもの」という認識でいるようですので、荷物を持ってくれたり、気にかけてくれたりします。バスや電車は、必ず席を譲ってくれます。そしてほとんどの人が、日本と日本人が大好きです。
文明の交差点=イケメンの交差点?
好みにもよりますが、トルコはイケメン大国なのだそう。中東&ギリシャ&ヨーロッパが混ざった見た目だからなのでしょう。肌の色はさまざまで、瞳の色もさまざま。彫が深い人が好みならきっと好みのタイプがみつかるかも!?
困ったら頼って!アンネとアムジャ

サフランボルにて
旅慣れていない雰囲気の人を見ると、トルコ語で、なりふり構わず話しかけてくる人たちがいます。トルコのanne(アンネ:お母さんたち)やamca(アムジャ:お父さんたち)と呼ばれる頼もしい存在たちです。トルコ語で、身振り手振りで一所懸命に、あれやこれやと助けてくれます。
もちろん、そんなアンネ・アムジャでも油断は禁物。絶対に安全というわけではありません。しつこいようですが、イスタンブールのスルタンアフメット地区では、話しかけられたら全てを疑ってかかってください。
魅力その2 ヘルシーでおいしい食事と隠れた主役
意外?!肉より野菜!トルコ料理

by写真AC/大好きな”てりまかし”さんの作品
言うまでもなく、トルコは世界三大料理の一つを支えています。食料自給率は100%。それに、肉食メインと思われがちですが、意外と、お肉より野菜の方がたくさん食べられているんです。料理のレパートリーは数えきれないほどあります。味の濃い野菜とお肉、ナッツ、そしてトルコ発祥のパンやオリーブオイル。どれもこれも日本人にはぴったりな味で、フムスやスープなどの、豆料理がとても多いのです。太って帰る心配もない…はず!
ターコイズブルーの海!ダマスクローズ!猫天国!

シュメラ修道院/トラブゾン
イスタンブール、カッパドキア、トロイ…耳にしたことがある観光地以外にも、トルコには、ヨーロッパ各国から観光客が訪れる、遺跡やリゾート地がたくさんあります。

カプタシュビーチ/アンタルヤ
エーゲ海・地中海地方には、ギリシャ文化が残る白い漆喰の壁、石畳の道、ターコイズブルーの海、かわいいブティックホテルが並ぶ高級リゾートが点在します。

猫天国トルコでの、ベスト・オブ・猫
湖水地方には、名の知られていない美しい青の湖が点在。ダマスクローズの原産地も、ここ湖水地方です。それに、トルコは、知る人ぞ知る猫大国。いたるところに人懐っこい猫がたくさんいるので、猫好きには、たまらない国なのです。
魅力その3 雑貨!コスメ!ハーブ!スパイス!買物天国!

by写真AC/大好きな”てりまかし”さんの作品
トルコには、エキゾチックな雑貨、オーガニックコスメや石鹸やオイル類が豊富にあり、しかも安い!ダマスクローズの発祥の地、湖水地方のウスパルタは、ダマスクローズコスメだらけでピンク一色。

バッグ、子ども服、テーブルクロス等が安くて高品質
田舎の村を訪ねたら、必ずそこには「アンネお手製のコットン刺繍雑貨」がいっぱい。刺繍やナザルボンジューを組み合わせたテーブルクロスやサシェ、オヤとよばれる刺繍飾りも人気です。
もちろん、アナトリア台地で育った果物のお茶、ドライハーブ、香辛料も種類豊富で安いです。どれも日本の1/2~1/3ほどのお値段で購入可能。真空パックにしてくれるので、お土産に最適です。ミックススパイスもつくってくれるので、お店のお兄さんにオーダーを。

photo by Unsplash
トルコのセレブに人気のブランド「Rosense」を知ってますか?最近日本にも代理店さんができて、お店で買えるようになりました。トルコは、薔薇の生産量が世界一で、ダマスク・ローズ発祥の地とされています。そのダマスクローズを100%、そして安全な精製水を使ったローゼンスのローズ・ウォーターは、ナチュラルローズの香りでおすすめです。機内持ち込みにはできないので、スーツケースにしまってくださいね。

注意したいこと!
もはや常識?スルタンアフメットの悪徳業者
他国と同様、トルコでも日本人女性は、良くも悪くもモテます。残念ながら、一部のトルコ旅行のブログで噂されるように、甘い言葉で囁きながら、商売目的で近づいてくる人は確実にいます。だいぶ減ってきたと思いますが。特に、スルタンアフメット周辺は要注意です。
- 絨毯・土産物屋
- 旅行会社
- ホテル
- タクシー
向こうから積極的に近づいてくる人は、原則(ほぼ絶対)あやしいです。
トルコ人は本来、誰もが素直で正直です。曲がったことをしていれば、顔と目と言葉に、ウソが見え隠れします。ただお金が欲しいだけなのでしょうが、人を騙して良いなどとコーラン(イスラム教の聖典)に書いてあるはずもありません。私たち日本人女性なら、必ず見分けられます。
冷静に行動して、キケンは回避しましょう。
タクシーには細心の注意を!

※イメージです
トルコでは、タクシーは決して安全な乗り物ではありません。注意点は下記です。
- 白タクとは見た目でわからない
- 「タクシー?」と向こうから声をかけられたら絶対に乗らない
- 観光地に停車しているタクシーには乗らない(特にスルタンアフメット)
- ホテルのフロントによんでもらうor大きなホテルから乗る
- 悪徳タクシーに乗ってしまったら、知らぬところに連れていかれるかわわざ遠回りして高額請求する
被害は、「お金をぼったくられる」という点に集中しています。ホテルまでタクシーで乗り付けると、フロントの人から注意を受けるので、ホテルまでは乗せずに、途中でおろされます。「ぼったくられタクシーだった」と氣がついて、「お財布をホテルに忘れた」と言ってフロントの人へ対応をお願いしたこともあります。ホテルで待っているタクシーは、ホテル側で把握しているので安全です。
夜はホテルで過ごしたいでも…
ホテルによっては、夜に外出しようとフロント前を通りすぎると、「レストランに行くのか」「どこのレストランに行くんだ」「この道を通ってはだめだよ」「この通り沿いのロカンタならうまいし安全だ」とアドバイスされることが多いです。女一人旅で、きっと私が頼りなく見えるのだと思います…。万が一「人と会うんです」と言おうものなら、「それは友達ですか?」と真顔で突っ込まれることも。
イスタンブールのジャーミィはライトアップされていて、本当にきれい。写真におさめておきたいですね。もし、夜間に外出をするのなら、大通りや賑やかそうな地区にホテルをとるのが良いでしょう。公園近く、海岸沿い、路地裏は避けて歩きましょう。どこの国もルールは一緒です。
さぁ旅にでよう!
トルコの観光庁にあたる、トルコ文化観光省は、「Turkey Home」というキャッチフレーズでPRをしています。歴史上最古の定住遺跡、メソポタミア文明、ギリシャ古代文明、古代ローマ時代、ビザンチン、オスマントルコ帝国等、多くの歴史が通り過ぎたこの地には、驚くほど多くの遺産が残されています。それに、黒海地方の日本に似た豊かな自然や、地中海・エーゲ海リゾート、中央には広大な奇岩の大地。これらを一挙に体験できるトルコは、訪れて損することはありません。

Montana Seyir Tepesi/ムーラ県
東と西の文明の狭間であるトルコ滞在で、たくさんのトルコ文化はとっても刺激的です☆癒しと変化の機会になりますように。
トルコ旅行や、トルコ周辺各国の旅に必要なHPをまとめています。
とっても楽しいけれど、とっても煩雑な旅の準備はここから始まる♪便利なリンク集です☆
■日本発着☆トルコ旅行パッケージツアーを探す
Yahaoo!トラベルANAトラベラーズJALパックトラベルコ
■個人手配☆AIR+ホテル+レンタカー+現地発着ツアーを探す
■海外からUp!SNSのお供に!Wi-Fiルーター&ケータイ
■旅の準備もお土産もネットで☆
SUNパーキングUSAパーキングABCパーキング成田空港公式駐車場
■渡航前に必ずチェック!空港・海外渡航情報
Bookmark
コメント