アンタルヤにあるシーザーが亡くなった都市リミラ遺跡
公開日 2023年1月9日 最終更新日 2024年3月27日
概要
アンタルヤ中心部から、サンタクロースで有名なデムレ区へと向かう途中にある、トチャック山の麓に広がるフィニケ区には、複数のリュキア時代の遺跡があります。そのうちの一つであるリミラ遺跡は、道路を挟んで南北に広がり、遺跡の中に湧水スポットがある興味深い遺跡です。
リミラは、ヒッタイト帝国時代にズマッリとよばれていた都市で、1970年代にオーストリア人の考古学者によって発見されました。リミラは、アテナイの英雄ペリクレスがペルシャ人に戦いを挑んださい、重要な戦略的拠点であったため、ペリクルスの記念碑が残されています。
リミラの都市としての規模は大きくはありませんが、ユリウス・シーザーがエルサレムからローマへの帰途途中に亡くなった都市として知られています。遺跡の南にある湿地帯には、”ローマ皇帝ガイウス・ユリウス・カエサル”として慰霊碑が建てられています。建てられたのは慰霊碑のみで、遺体(または骨壷)はローマへ運ばれました。慰霊碑の東側、石壁の内側は、ビザンチン時代の遺跡です。リミラはビザンチン時代に教区の中心として繁栄しましたが、アラブ人の侵攻により放棄されました。
道路を挟んで北側の山の麓には、劇場と浴場、岩窟墓があります。劇場には8,000人ほどが収容可能でした。浴場は劇場のすぐ横にあります。
さらに山側には、400超の岩窟墓が並んでいて、岩窟墓の一部は道路に埋もれてしまっているようです。また、英雄ペリクレスのために建てられたへロヌ(祀る社:神社のようなもの)見つかっています。シーザーの慰霊碑とともに発見された彫刻など、貴重な発掘物はアンタルヤ考古学博物館で見ることができます。
基本情報
住所 | Limyra Örenyeri:Yuvalılar köyü, Turunçova,Finike,Antalya,Turkiye |
営業時間 | 8:00-17:00 ※チケット販売は30分前まで ※時期により18:00または19:00閉場の場合あり |
料金 | 50TL |
ミュージアムカード | 可 |
その他情報 | ー |
公式サイト | https://www.kulturportali.gov.tr/turkiye/antalya/gezilecekyer/limyra |
アクセス | アンタルヤ中心部から車で2時間。最寄りの都市はフィニケ。 [地図] |
特典・クーポン | ー |
ギャラリー
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