【2023年6月6日更新】トルコのタクシー | タクシー詐欺に要注意!

公開日 2022年5月19日 最終更新日 2023年6月6日

【2023/6/6更新】在トルコ日本国大使館からの注意喚起

たびレジメールにて、タクシー詐欺に関する注意喚起がよびかけられています。

●今般、タクシーから降車時にクレジットカードにて乗車賃を支払ったところ、事後、請求額より高額な乗車賃が引き落とされる詐欺事案が発生しました。
●タクシー乗車に際しては、次の点にご注意ください。
(1)流しのタクシーは利用せず、滞在先のホテル受付や住居フロント等を通じてタクシーを呼ぶ。
(2)乗車時には料金メーターが稼働していることを確認する。
(3)カードで支払う際には、必ず決済端末に表示された金額を確認してからカードを読み込ませる。

1 今般、日本人観光客がタクシーを利用し、降車時にクレジットカードにて支払ったところ、事後、請求額より高額な乗車賃が引き落とされる詐欺事案が発生しました。
 具体的には次のとおりです。
(1)帰国するため旧市街にてタクシーに乗車し、イスタンブール空港にて降車した。乗車したタクシーはメーターが稼働していなかった。
(2)降車時、口頭にて900リラと言われたので、クレジットカードにて支払った(決済端末は確認せず)。
(3)決済端末から印字されるレシートを要求したが、印字できないと言われ、レシートはもらえなかった。
(4)帰国後、カード会社の明細を確認したところ、約1万リラが請求されていることが判明した。

2 つきましては、イスタンブールにおいてタクシーに乗車する際には、以下のような対策を心がけてください。
(1)流しのタクシー(特にドアの部分や助手席前面にタクシーの所属会社の名前や番号が書かれていないもの)は利用せず、滞在先のホテル受付や住居フロント等を通じてタクシーを呼ぶ。
(2)乗車時にはバックミラーに表示されるタクシー料金メーターが稼働していることを確認する(稼働していない場合、運転手に稼働させるよう言う、それでも稼働させない場合にはすぐに降車する)。
(3)カードで支払う際には、必ず決済端末に表示された金額を確認してからカードを読み込ませる。

2023/6/5在トルコ日本国大使館からのたびレジメール
概要

トルコのタクシーはメーター制をとっており、初乗り料金も運賃料金も安く、荷物があるときや雨が降っているときなど、旅行中でも気軽に利用できます。初乗り料金を含む運賃料金は、都市ごとの商工会議所およびタクシー運転手協会によってあらかじめ定められています。しかしながら、海外では必ずといっていいほど問題になる、「白タク」や「ぼったくり」被害は、残念ながらトルコでも多々あります。タクシー利用時について、まとめてみました。

※タクシーを安全に利用できるUberについては、こちらをご覧ください。

タクシーの種類
トルコのタクシー

トルコのタクシーは3種類あります。黄色い車体で屋根に【Taksi】の看板があがるタクシーが最も一般的です。車体には登録番号が記され、最大で4人まで乗車ができます。このほか、数は少ないもののターコイズブルーの車体のタクシーがあり、こちらは乗り心地の良いやや高級な車で、料金は15%ほどアップします。また、黒い車体のタクシーはベンツなどの高級車で運賃は最も高く、日本でいうところのハイヤーにあたります。

乗り方

スーツケースなどの大きな荷物を持っていると、大抵は運転手がトランクへ入れてくれます。乗車の際には、ドアを開けてくれることが多いです。女性の場合、後部座席に乗車しますが、男性だと「隣に乗れ」と言われることがあります。その場合、親交を深める目的のようなので、ぜひ会話を楽しんでみてください。後部座席には、原則、3人まで乗車できます。

運賃料金

日本と違い、近場の場所でも初乗り料金だけでは利用できません。1~2km以内の乗車でも、最低運賃を支払います。また、日本のように深夜料金などの割増料金はありません。参考までに、2022年のアンカラの運賃料金を掲載いたします。

アンカラ2022年の運賃料金
初乗り料金6TL
1乗車あたりの最低運賃15TL
1kmあたり4.7TL
チップ

トルコでは、原則としては、タクシー運転手へチップを渡す習慣はありません。が、チップを頼りに生活している人が多いトルコですから、半端分を切り上げて「お釣りはとっておいて」と言う程度に渡します。あまりないかもしれませんが、請求がちょうど20TLなどであれば、20TLを渡すだけでチップは渡しませんスーツケースなどの大きな荷物がある場合などで、トランクに荷物を入れてもらうなどした場合は、チップを渡します

注意したいこと
タクシードラウ/タクシーの乗車場所

黄色いタクシーで、かつ、番号が車体に印字されていても、釣銭詐欺や過大請求をすることが頻繁にあります。大抵の場合は、見た目からは判断はつきません。ただほとんどの場合、運転手側から声をかけてくるタクシーに乗ると詐欺にあいやすい…いえ、絶対にあう、というのが現状です。観光地にとまっているタクシー、流しのタクシー、運転手から声掛けされたタクシー、この3つのタクシーには、絶対に乗車しないでください。詐欺の内容は、遠回りをする、50TLを渡したのに20TL紙幣だったと嘘をつく、タクシーメーターがリセットされておらず過大請求、割増料金があると嘘をつく、カードに過大請求をする、などです。

シルケジのタクシー

不慣れな私たち旅行者が安全に快適にタクシーを利用するためには、ホテルのフロントやレストランなどで、チップを支払ってでも呼んでもらうのがベストです。または、タクシードラウと記載のある看板のある場所で、タクシーを呼ぶことは安全です。また、空港やバスターミナルのタクシー乗り場は、すべてのタクシーがきちんと管理されているので、詐欺にあうことはありません。イスタンブールの、特に旧市街や新市街など観光客が多く集まる場所では、運転手側からの声掛け乗車には特にご注意ください。

TORIKO
TORIKO

私は一度だけあります。イスタンブール旧市街で、800円くらいのところを5,000円請求され、ホテルに財布とりにいくフリをして、フロントに助けを求めたら、走って出ていき、運転手にブチギレてましたw。結局、料金支払わなくてすみました。フロントの人にチップ渡したかったけれど、受け取ってくれなかった。トルコ人は本当は良い人なんですよ。

ギャラリー

※参照:SABAH紙:https://www.sabah.com.tr/ekonomi/taksi-ucreti-hesaplama-taksimetre-indi-bindi-ucreti-ve-km-fiyati-ne-kadar-k1-5115958

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