タクシー・Uber

公開日 2022年5月19日 最終更新日 2023年5月14日

概要

トルコのタクシーはメーター制をとっており、初乗り料金も運賃料金もともに安く、荷物があるときや雨が降っているときなど、旅行中でも気軽に利用できます。初乗り料金を含む運賃料金は、都市ごとの商工会議所およびタクシー運転手協会によってあらかじめ定められています。しかしながら、海外では必ずといっていいほど問題になる、「白タク」や「ぼったくり」被害は、残念ながらトルコでも多々あります。

Uberイメージ

また、2014年に上陸したUber(ウーバー)は、イスタンブールで人気となり、一時期はタクシー運転手協会に訴えられて利用できなくなりましたが、2020年に復活し、利用できるようになりました。2021年現在、イスタンブール、アンカラ、イズミルで利用できます。安全で便利なUberは、イスタンブールでも旅行者の強い味方ですが、混雑しているため、つかまえるのが難しいのがデメリットです。BiTaxiという英語版配車アプリも使えますが、日本語対応はしていません。

タクシーの種類
トルコのタクシー

トルコのタクシーは3種類あります。黄色い車体で屋根に【Taksi】の看板があがるタクシーが最も一般的です。車体には登録番号が記され、最大で4人まで乗車ができます。このほか、数は少ないもののターコイズブルーの車体のタクシーがあり、こちらは乗り心地の良いやや高級な車で、料金は15%ほどアップします。また、黒い車体のタクシーはベンツなどの高級車で運賃は最も高く、日本でいうところのハイヤーにあたります。

乗り方

スーツケースなどの大きな荷物を持っていると、大抵は運転手がトランクへ入れてくれます。乗車の際には、ドアを開けてくれることが多いです。女性の場合、後部座席に乗車しますが、男性だと「隣に乗れ」と言われることがあります。その場合、親交を深める目的のようなので、ぜひ会話を楽しんでみてください。後部座席には、原則、3人まで乗車できます。

運賃料金

日本と違い、近場の場所でも初乗り料金だけでは利用できません。1~2km以内の乗車でも、最低運賃を支払います。また、日本のように深夜料金などの割増料金はありません。参考までに、2022年のアンカラの運賃料金を掲載いたします。

アンカラ2022年の運賃料金
初乗り料金6TL
1乗車あたりの最低運賃15TL
1kmあたり4.7TL
チップ

トルコでは、タクシー運転手へチップを渡す習慣はありません。しかしながら、半端分を切り上げて「お釣りはとっておいて」と言う程度に渡します。あまりないかもしれませんが、請求がちょうど20TLなどであれば、20TLを渡すだけでチップは渡しません。スーツケースなどの大きな荷物がある場合などで、トランクに荷物を入れてもらうなどした場合は、チップを渡します。

注意したいこと
タクシードラウ/タクシーの乗車場所

黄色いタクシーで、かつ、番号が車体に印字されていても、釣銭詐欺や過大請求をすることが頻繁にあります。大抵の場合は、見た目からは判断はつきません。ただほとんどの場合、運転手側から声をかけてくるタクシーに乗ると詐欺にあいやすい、というのが現状です。観光地にとまっているタクシーでも、流しのタクシーでも、運転手から声掛けされたタクシーに乗車するのはおすすめしません。詐欺の内容は、遠回りをする、50TLを渡したのに20TL紙幣だったと嘘をつく、タクシーメーターがリセットされておらず過大請求、割増料金があると嘘をつくなどです。

シルケジのタクシー

不慣れな私たち旅行者が安全に快適にタクシーを利用するためには、ホテルのフロントやレストランなどで、チップを支払ってでも呼んでもらうのがベストです。または、タクシードラウと記載のある看板のある場所で、タクシーを呼ぶこともできます。空港やバスターミナルのタクシー乗り場は管理されているので、詐欺にあうことはありません。イスタンブールの、特に旧市街や新市街など観光客が多く集まる場所では、運転手側からの声掛け乗車には特にご注意ください。

ギャラリー

※参照:SABAH紙:https://www.sabah.com.tr/ekonomi/taksi-ucreti-hesaplama-taksimetre-indi-bindi-ucreti-ve-km-fiyati-ne-kadar-k1-5115958

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