トルコのミュージアムパス《ミュゼ・カルトゥ》ってお得?入場料目安と比較!
公開日 2023年9月27日 最終更新日 2024年12月4日
概要
トルコには、国が管理管轄する遺跡・博物館・美術館などの施設は、全土に300超あり、さらに増え続けているそうです。これらをオトクに利用できるトルコ版ミュージアムパス《ミュゼカルトゥ Müze Kart》は、外国人旅行者でも購入でき、入場料が無料または割引になる、お得なパス。
博物館などの入口には堂々と垂れ幕がかかっていて、買ったほうがお得なのだろうか…と、いつも購入を躊躇してしまいます。このパスについてまとめてみましたので、トルコ旅行の参考になさってください!
トルコ国民なら〈ミュゼカルトゥ+〉というカードがあり、なんと!一年間たったの60TL(約360円)でほとんどの施設に無料or割引で入場できる奇跡的な制度です。日本にも欲しい!ちなみに、プロのガイドさんたちは、無料で入場できるらしいですよ。
ミュゼカルトゥについて
今回ご紹介するミュゼカルトゥ以外にも、個別の入場チケットが事前に購入できるサイトです。オーバーツーリズムのため、どの観光地も長蛇の列になりがち。事前にチケットを購入しておくととても便利です。
ミュゼカルトゥの種類
ミュゼカルトゥ・テュルキイェ
・有効期間:購入日から15日間
・料金:165EURO
・トルコ全土の施設で利用可
・詳細は公式サイトへ
ミュゼカルトゥ・イスタンブール
・有効期間:購入日から5日間
・料金:105EURO
・イスタンブール内12の施設で利用可
・詳細は公式サイトへ
ミュゼカルトゥ・カッパドキア
・有効期間:購入日から3日間
・料金:65EURO
・カッパドキア内10の施設で利用可
・詳細は公式サイトへ
ミュゼカルトゥ・地中海
・有効期間:購入日から7日間
・料金:90EURO
・地中海地域内40の施設で利用可
・詳細は公式サイトへ
ミュゼカルトゥ・エーゲ海
・有効期間:購入日から7日間
・料金:95EURO
・エーゲ海地域内40の施設で利用可
・詳細は公式サイトへ
ミュゼカルトゥの購入場所
トプカプ宮殿、ガラタ塔、ギョレメ野外博物館、カイマクル地下都市といった、来場者数が多い施設の窓口で購入できます。詳細は公式サイトの《販売ポイント》でご確認ください。
【2024年12月更新】入場料について
実際、どの位お得になるのか、下記表を参考にして、比べてみてください。
※ご承知の通り、予告なく値上げされることや無料ではなくなることがございます…。
イスタンブール
施設名 | 目安金額 |
---|---|
アヤソフィア・モスク | 25EURO |
トプカプ宮殿 (宮殿+ハレム+アヤイレネ教会) | 1,700TL |
〃 (ハレムのみ) | 600TL |
地下宮殿(9:00-18:30) ※23:50までの夜間 | 900TL 1,400TL |
イスタンブール考古学博物館 | 15EURO |
トルコ・イスラム美術博物館 | 17EURO |
大宮殿モザイク博物館 ※修繕のため長期休業中。 | ー |
ガラタ塔 | 30EURO |
ルメリ・ヒサル | 6EURO |
※アヤソフィアを除くモスク、ヒッポドローム、すべてのバザール、ガラタメヴラーナ博物館(セマーは別途)は入場無料
カッパドキア
施設名 | 目安金額 |
---|---|
ギョレメ野外博物館 | 20EURO |
チャヴシン教会 | 3EURO |
ゼルヴェ・パシャバー遺跡 | 12EURO |
ウチヒサル城 | 4EURO |
ウフララ渓谷 | 15EURO |
カイマクル地下都市 | 13EURO |
デリンクユ地下都市 | 13EURO |
オズコナック地下都市 | 6EURO |
※デヴレント渓谷、三美人、ラヴ・バレー、鳩の谷、ケシリッキ修道院、ソベソス古代都市、ソーアンル渓谷は入場無料
アンカラ
施設名 | 目安金額 |
---|---|
アナトリア文明博物館 | 12EURO |
アンカラ民族博物館 | 4EURO |
ローマ浴場遺跡 | 3EURO |
※アタテュルク廟、アンカラ城は入場無料
マルマラ海地域
施設名 | 目安金額 |
---|---|
トロイ遺跡と博物館 | 27EURO |
エーゲ海地域
施設名 | 目安金額 |
---|---|
イズミル・アゴラ遺跡 | 6EURO |
エフェソス遺跡 | 40EURO |
エフェソス博物館 | 10EURO |
ペルガモン(ベルガマ)遺跡 (アクロポリス) | 15EURO |
〃 (アスクレピオン) | 13EURO |
〃 (博物館) | 3EURO |
〃 (クズル・アウル) | 3EURO |
聖母マリアの家 | 500TL |
ヒエラポリス-パムッカレ | 30EURO |
アフロディシアス遺跡と博物館 | 12EURO |
マルマリス水中考古学博物館 | 20EURO |
マルマリス博物館 | 6EURO |
ダッチャ・クニドス遺跡 | 5EURO |
クサントス遺跡 | 3EURO |
地中海地域
施設名 | 目安金額 |
---|---|
アンタルヤ博物館 | 15EURO |
ミラ遺跡 | 13EURO |
聖ニコラウス記念博物館 | 17EURO |
パタラ遺跡 | 15EURO |
レトーン遺跡 | 3EURO |
オリンポス遺跡 | 10EURO |
ペルゲ遺跡 | 11EURO |
シデ遺跡 | 17EURO |
アランヤ城 | 12EURO |
ファセリス遺跡 | 10EURO |
黒海地域
施設名 | 目安金額 |
---|---|
ボーアズキョイ博物館とハットゥシャ遺跡 | 3EURO |
アラジャヒュユク遺跡と博物館 | 3EURO |
チョルム博物館 | 3EURO |
トラブゾン・シュメラ修道院 | 20EURO |
結論
実際にありえるパターンとしては、「パムッカレに日中に行き、さらに、夕日を見に再訪する。さらにエフェソス遺跡も行く」という場合は、ミュゼカルトゥを最初の施設(またはWEBで事前決済)で買う方が断然お得です。
個人的にはいつも、カードは買いません。どの都市であれ、博物館・美術館を重点的にまわるなら絶対おすすめですが、有名スポットのみめぐるなら、不要かな、と思います。
※この記事は、登録日(最終更新日)時点の取材情報を元に作成しております。実際に訪れていただいた際、スポット(お店)の都合や事情により記載してある記事の内容と差異があることがあります。どうぞご了承くださいませ。