カフラマンマラシュを震源地とするM7.7の地震について

公開日 2023年2月8日 最終更新日 2023年10月13日

報道されていますとおり、現地時間2023年2月6日午前4時17分(JST-6)に、トルコ地中海地方東部にあるカフラマンマラシュ市パザルジュク地区を震源とする、マグニチュード7.7の地震が発生しました。日本の震度なら6〜7の大地震に相当します。余震とみられる同規模の地震が13時24分にもマグニチュード7.6の地震が発生したほか、隣接するガジアンテップ市でも、マグニチュード6.5と6.4の地震発生。余震はまだ続いていおり、周辺の9都市を含む計10都市(キリス、ディヤルバクル、アダナ、オスマニエ、ガズィアンテプ、シャンルルルファ、アドゥヤマン、マラティヤ、ハタイ)が甚大な被害を受けています。

地震後のマラティヤの様子
地震後のマラティヤの様子

現地報道によれば、8日16:00時点で、死亡者は5,894人、負傷者は34,810人にものぼります。倒壊した建物は5,775棟という、甚大な被害状況です。さらに、現地は厳しい冬の真っ只中にあり、氷点下の降雪の中で、懸命な救助作業が行われています。

地震後のマラティヤの様子
地震後のマラティヤの様子
地震後のマラティヤの様子

トルコ政府は、国内各地から救助部隊を派遣し、アゼルバイジャンなど隣国から応援が到着していますが、まだまだ人員が不足している状況です。そんな中、日本の救助隊が昨日出発したとの報道がされていましたが、トルコ国内の報道でも、「優秀な日本の救助隊の早期到着を願う」との切なる報道が頻繁にされています。タイムリミットとされる72時間が近づき、一刻を争う状況において、国際援助隊の到着が待たれます。少ないながら子どもたちが助け出される様子が、トルコでも、シリアでも、報道されていて、天の意向により、助けられる命がまだあるのなら、どうか助かりますように、と祈ることしかできない状況です。

在日トルコ大使館では、義援金を受け付けています。物資を個人に送付すると現地の足手まといになるため、なるべく義援金という形にしてほしい、とのことです。

大使館は7日、義援金を受け付ける銀行口座を開設した。振込先は三菱UFJ銀行渋谷明治通支店の普通預金3195717で、口座名義は「TURKISH EMBASSY」

時事通信社ホームページ

詳しくは、時事通信のホームページをご覧ください。

カフラマンマラシュ

今回、地震が発生したのは、アナトリア半島の東部側です。カッパドキアから西側には地震の影響はありませんので、旅行は問題ありませんが、ご旅行のさいは、外務省のたびレジに登録し、常に最新の情報を受け取れるようにされることを、おすすめします。

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