トルコ最大のバザールへ!グランドバザール | イスタンブール
公開日 2022年7月24日 最終更新日 2023年10月11日
概要
空撮したこの写真を見ると、グランドバザールがどれほど巨大であるかがよくわかります。グランドバザールはトルコ語で“屋内市場”を意味するカパル・チャルシュ(Kapalı Çalışı)とよばれます。継ぎ足し継ぎ足しで拡大してきた市場は、まるで迷路のよう。
トルコ最大の規模を誇るこの市場の歴史は古く、コンスタンティノープルを征服した皇帝メフメト二世の頃まで遡ります。第10代皇帝スレイマン一世の時代には、相当な賑わいをみせていたようです。当時は、木造建築の商店街でしたが、常に流行の最先端であり続けてきました。当時から金銀などの高価な装飾品も扱っていたため、オスマン帝国にとって、大切な資金源だったとされます。
グランドバザールには、ショップ、工房、カフェなどを含めると、約7,000にもなるといわれています。トルコ各地の名産品やスパイスやドライフルーツなどの食品、絨毯、ランプ、陶磁器、手芸品、楽器、ストール、ベリーダンスの衣装や民族衣装まで、ありとあらゆるものがあり、ここで買えないものはないそうです。
こんなにお店はあるものの、装飾品は装飾品、絨毯は絨毯といったように、販売する商品の種別ごとにエリアがわかれているので、目的のものを探しやすくなっています。
グランドバザールをはじめとした市場でのショッピングには、値段交渉がつきものです。日本語が通じるお店は多く、挑戦は必然。値札があるものは、原則そのままの値段ですが、まとめ買いの際には交渉の余地があります。高額な商品の場合、値段表示がないので、必ず商談をします。食品はどんどん試食をさせてくれますし、革製品はライターで火をつけるお決まりのパフォーマンスもあります。
商品を購入する場合は、チャイを飲みながら、世間話からスタート。親交を深め、値段を交渉してみましょう。紅茶やカフェインが苦手な方は、カフェインがないアップルティーも対応してくれます。交渉は腕の見せどころかもしれません。
仲良くなれたりすると、おまけとして、ナザール・ボンジュウやマグネットやストールなど、何かをプレゼントしてくれたり、一つ多めにつけてくれたりすることが多くあります。特にナザール・ボンジュウは、おまけの定番。プレゼントされると「人からの邪視」を防ぐお守りの効力がより発揮されるとされているからです。
3,600店舗もあるため、すべてのエリアを見てまわるのは無理そうです。「絨毯とストールとタオルとお菓子」などターゲットを決めたら、そのエリアを目指して歩くのがおすすめです。疲れたら、チャイハーネ(チャイ屋さん)で休憩をしましょう。ただし、お店で何杯もチャイを出されることが多いので、帰る頃にはタプタプのお腹になっているかもしれません。
取扱商品と地図
参考までに、取り扱っている商品の一例を掲載します。地図は公式サイトからもダウンロードできます。
グランドバザール地図
取扱商品の例
基本情報
住所 | Kapalı Çalışı(Grand Bazaar):Kapalıçaşı Esnafları Derneği Kalpakçılar Cad. Sorguçlu Han No: 22 Kapalıçarşı Beyazıt İstanbul,Turkiye |
営業時間 | 10:00-18:00 |
その他情報 | ー |
公式サイト | https://www.kapalicarsi.com.tr/ |
アクセス | トラムヴァイT1路線のベヤズット-カパルチャルシュ(Beyazıt – Kapalıçarşı)駅下車すぐ。 [地図] |
特典・クーポン | ー |
ギャラリー
※この記事は、登録日(最終更新日)時点の取材情報を元に作成しております。実際に訪れていただいた際、スポット(お店)の都合や事情により記載してある記事の内容と差異があることがあります。どうぞご了承くださいませ。