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海に浮かぶ悲しい伝説のお城「乙女の城」とコリコス古代都市 | メルシン

公開日 2023年2月23日 最終更新日 2024年4月5日

概要
乙女の城/エルデムリ・メルシン

地中海地域にあるメルシン(メルスィン)は、港湾都市として重要な役割を担っていますが、古代、ヘレニズム文明の時代にはすでに、「コリコス」とよばれる重要な港湾都市の一つだったようです。

コリコス古代都市のオールド乙女の城/エルデムリ・メルシン

この古代都市は、陸地から地中海へと出る川が広がる、現在のメルシン市エルデムリ区を中心とした一帯に広がる都市であったと考えられています。最も繁栄したのはローマ帝国時代とされ、都市には、港湾ゲート、教会、大神殿、柱廊が建ち並ぶ回廊、浴場などの建築物があったことがわかっています。

乙女の城/エルデムリ・メルシン

そのコリコスに建てられた城塞は2つあり、一つは海の上、一つは海岸にあります。海岸にある城塞は、ビザンチン皇帝アレクシオス1世によって 1099 年に建てられました。海に浮かぶ城塞は、1199 年にキリキア王レオン 1 世によって小さな島に建てられたものです。海の城塞からは、礼拝堂などが見つかっています。

乙女の城/エルデムリ・メルシン

この城塞は、別名”乙女の城”を意味するクズカレシ/Kız Kalesiとよばれていますが、このような伝説が残されています↓。

昔々、ある王様が、一人娘の将来を占うために占い師に相談をしました。娘が蛇に噛まれて死ぬ運命にあることを知った彼は、王女の安全のためにこの城を建てました。こうして一命を取り留めたと思った王様は、ある日、娘にブドウの籠を贈りました。しかし、籠の中に隠していた蛇が姫を噛み殺してしまいました。

文化観光省公式サイトより引用
基本情報
住所Kız kalesi:Erdemli,Tarsus,Mersin,Turkiye
営業時間8:00-17:00
※チケット販売は30分前まで
※時期により20:00閉場の場合あり
料金3EURO
ミュージアムカード
その他情報・海岸の城塞は閉場(2023年2月現在)
公式サイトhttps://kulturportali.gov.tr/turkiye/mersin/gezilecekyer/kizkalesi-deniz-kalesi
アクセスメルシン中心部から車で約1時間。または、メルシン市バスかシリフケ/Silifke行きのミニバス乗車
[地図]
特典・クーポン
ギャラリー

※この記事は、登録日(最終更新日)時点の取材情報を元に作成しております。実際に訪れていただいた際、スポット(お店)の都合や事情により記載してある記事の内容と差異があることがあります。どうぞご了承くださいませ。

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