トルコでチップは必要?いくらくらい?

公開日 2025年3月28日 最終更新日 2025年3月28日

LINEやメールでよく相談されることの一つに、チップ(トルコ語:Bahşiş/バーシシュ)があります。一部では、トルコにチップ文化はない、とされていますが、実際、トルコ旅行において、チップは必要です。

個人によって差があると思いますが、あくまで私と私周辺の金額をご紹介していきます。

チップ払う義務はない

至極当然ながら、チップを支払う義務は一切ありません。チップを渡さなくても罵声を浴びたりすることはないですし、態度が豹変ということもありません。むしろ、あったらヤバイ人なので逃げてください(汗)。

チップの支払い/イメージ

「チップはあくまで心付けであり、良いサービスに対する感謝の気持ちである」という認識は、トルコでも変わらないように思います。当然、納得いかないサービスにチップなんて、払う必要はありません。

トルコ・リラ

ですが、トルコは人気観光国であり、チップ文化の国から大勢の観光客が訪れているからか、チップ文化は当たり前のように根付いている、と認識しております。実際、控えめに見ても、チップを頼りに生活をしている人はけっこういます。

チップボックスの場合もあり

「そんなことにストレスを感じず、とにかくトルコ旅行を楽しく過ごしてもらったらいいなぁ」というのが、ほとんどの“トルコを誇りに思うトルコ人”の思いだと思います(*^^*)。

チップの目安
飲食代の支払い/イメージ

チップは、場所や職業に関わらず、おおむね10%前後を渡しておけば間違いありません。10,20,50,100トルコリラ紙幣は常に携帯しておくと便利です。

1.レストラン 10〜15%
2.タクシー・ライドシェア 気持ち(お釣り渡す程度)
★上記はなるべくトルコリラで渡します★

3.ホテル 1〜2USD(EURO)/50TL
4.ツアーガイド・ドライバー 20〜40USD(EURO)
5.熱気球パイロット 20〜40USD(EURO)
6.ハマムのセラピスト 20~50TL

レストラン・ロカンタ
飲食代の支払い/イメージ

レストランでのチップは、クレジットカード払いの場合は10%のチップを記入し、高級レストランの場合は15%を記入します。または、テーブルに相当額のトルコリラを置いていきます。ドルやユーロでも大丈夫です。

両替するの大変かな〜、と思い、レストランではあえてトルコリラで渡すようにしていましたが、近年のリラ大暴落により、ドルやユーロのほうがいいかもしれません。

ロカンタに並ぶトルコ料理

ロカンタ(大衆食堂的なごはん屋さん)も、私はトルコリラで10%ほどおいていきます。レストランより料金が安いので、そこまでの負担にはなりません。

感じ悪いロカンタだった場合は、それより少なく置き(または置かない)、店員さんと仲良くなった場合は、それより多く置くことがあります。

タクシー・ライドシェア
トルコのタクシー

ライドシェアはUberしか使ったことありませんが、私の場合は、500円相当額ほどをチップ欄に入力します。現金(トルコリラ)でタクシーに乗る場合は、

「お釣りはとっておいて!Üstü Kalsın(ユステュ・カルスン)」

と言い少額を渡します。少額にならない場合は渡さなくても構いませんが、私個人としては、一旦お釣りを受け取って、小銭か小額紙幣を渡します。

ホテル
ルームキーパー

ポーター、ルームキーパー、それぞれに1~2USD(EURO)、トルコリラなら50TLを渡します。ホテルのランクや雰囲気によって変えています。1USD相当額を渡すようにしています。フロントからツアーやレストランの予約をしてもらう場合は、2~5USD(EURO)ほど渡しています。

ツアーガイド
プライベートツアー/イメージ

ガイドさんには、解散の挨拶のタイミングでチップをお渡しします。そのツアーの素晴らしさ、ガイドさんのレベル(失礼ですね(汗))によって変えています。最低ラインは20USD(EURO)くらい。同じ金額を、ドライバーさんにも渡します。素晴らしいツアーだった場合(通常はどれも素晴らしいです)、50USD(EURO)を渡します。

個人的認識ですと、トルコリラよりドルやユーロが喜ばれると思います。

熱気球パイロット
気球のバーナー/ネヴシェヒル

こちらは、カッパドキアまたはパムッカレで熱気球に乗る人限定のお話ですが、熱気球のパイロットさんにも心付けを渡します。彼らは本当に陽気で素晴らしいサービスをしてくれ、その感動の景色と体験に、きっと渡さずにはいられなくなると思います(*^^*)。こちらも、20~50USDほどを渡します。

ハマム
ハマム

トルコ伝統のお風呂、ハマムでサービスをしてくださる方へ、50~100TLを渡します。メニューや料金によって変えます。スタンダードな50USDくらいのメニューの場合は50TLくらい、それ以上の充実のサービスであれば100TL渡します。

「いらないよ」と断られることも
ルームキーパーへのチップ/イメージ

連泊した時のルームキーパーさんから、チップを返されたことがあります。夕方お部屋に戻ったら、そのまま紙幣がベッド上に置いてあり、紙幣の上にキャンディが置いてあったんです(!)。キレイに使ったから?前日にチップ払いすぎた?Thankyouってメモ書いたから?よくわかりません。。

ホテルのフロント/イメージ

また、別のホテルですが、女性一人旅の私を色々心配してくれ、悪質タクシーを追い払ってくれ、レストランを予約してくれ、とお世話になったフロントの方へチップを払おうとしても、「NO」と断られました。「トルコに来てくれたのだから、当然のことをしたまでだよ」と言われてとても感動したことを、生涯忘れません。

詐欺もある
スルタンアフメット公園/イスタンブール

最初から、高額なチップをもらう目的で近づいてくる人は、未だにいます。「このモスク?案内してあげよう」と親切に言い案内してくれたのに、「100USDだよ」みたいなことを、最後に言います。生活がそこまでに大変である可能性があり、道場したいところですが、引っかかるわけにはいきません。特に、イスタンブールの旧市街エリア(スルタンアフメット)では絶対に注意してください。

トルコでティーブレイク
TORIKO
TORIKO

この時、どうしたかというと、トルコ語が少しだけできたので、近くの通行人女性を捕まえて「アブラム(ねえさん)、この男、案内したから金よこせと言うの」と相談したら、女性は男性にすごい勢いでガミガミ言い、追い払ってくれました笑。この後、女性は私を地域のコミュニティに招待してくれ、お茶とお菓子をごちそうしてくださいました(*^^*)

トルコは、本当にいい国なんです。

観光業に携わらない普通のトルコ人と、ぜひぜひたくさんお友達になって帰国して、またトルコに遊びに行きましょう(〃∇〃)。

※この記事は、私の個人ブログから転載し、リライトしたものです。

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