マルディンにあるデイルル・ザファラン修道院

公開日 2022年12月11日 最終更新日 2024年2月18日

概要

マルディン旧市街中心部から東へ5kmの場所にあるデイルル・ザファラン修道院は、今もシリア教会で重要な役割を果たしている修道院です。「デイルル」は修道院を、「ザファラン」はサフランをあらわしていて、この周辺にはサフランが咲いていたことから名付けられました。また、聖ハナンヨによって793年以降に大規模な修復作業が行われたため、モル・ハナンヨ修道院ともよばれています。

デイルルザファラン修道院/マルディン

この修道院の歴史は古く、増改築を重ねて現在の建物となったのは18世紀以降とされます。聖マリア教会、太陽の神殿、聖者の家、聖ハナンヨ教会の4つの建物で構成されています。紀元前にシリア人によって建てられた太陽の神殿は、現在も修道院に残されています。その後、ローマ人によって要塞として利用されてきました。聖シュレイムンによって聖人の複数の骨が運び込まれた後、シリア教会の総主教を担った方々とともに”聖者の家”とされる間に祀られています。イエス・キリストが復活した際の聖書の記載にそって、遺体は東向きに座った状態で葬られているそうです。

デイルルザファラン修道院/マルディン

聖ハナンヨ教会は、教会の上に小さなドームの塔があることから、”ドーム教会”ともよばれています。19世紀には、イギリスから印刷機器が運び込まれ、各言語で月刊誌が刊行されました。現在もアッシリア人を中心とした信仰の中心地として重要な役割を担う修道院です。

住所Deyrulzafaran Manastırı/Mor Hananyo Manastırı:Eskikale, Deyrulzafaran Yolu No:1 D:2, Artuklu,Mardin,Turkiye
営業時間8:00-17:00
※ランチ時間除く
料金15TL
その他情報・一時間に一回開催されるガイドツアーに参加必須
・現役の修道院であり神聖な区域であるため、それぞれの部屋に入室はできません。
公式サイトhttp://www.deyrulzafaran.org/turkce/
アクセス旧市街中心部から車で10分。
※ミニバス・ドルムシュの運行はなし。
[地図]
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