
【メルシン】乙女の城とコリコス古代都市
公開日 2023年2月23日 最終更新日 2023年4月16日
概要
ヘレニズム文明の時代において、重要な港湾都市の一つであったコリコス古代都市は、陸地から地中海へと出る川が広がる、現在のメルシン市エルデムリ地区を中心として、市一帯に広がる都市であったと考えられています。最も繁栄したのはローマ帝国時代とされ、都市には、港湾ゲート、教会、大神殿、柱廊が建ち並ぶ回廊、ゲート、浴場などの建築物がありました。そのコリコスに建てられた城塞は2つあり、一つは海の上、一つは海岸にあります。海岸にある城塞は、ビザンチン皇帝アレクシオス1世によって 1099 年に建てられました。海の上にある城塞は、1199 年にキリキア王レオン 1 世によって小さな島に建てられたものです。海の上の城塞からは、礼拝堂などが見つかっています。この城塞は、ある伝説が残されており、別名”乙女の城”を意味するクズカレシ/Kız Kalesiとよばれています。
昔々、ある王様が、一人娘の将来を占うために占い師に相談をしました。娘が蛇に噛まれて死ぬ運命にあることを知った彼は、王女の安全のためにこの城を建てました。こうして一命を取り留めたと思った王様は、ある日、娘にブドウの籠を贈りました。しかし、籠の中に隠していた蛇が姫を噛み殺してしまいました。
文化観光省公式サイトより引用
基本情報
住所 | Kız kalesi:Erdemli,Tarsus,Mersin,Turkiye |
営業時間 | 8:00-17:00 ※チケット販売は30分前まで ※時期により20:00閉場の場合あり |
料金 | 20TL |
ミュージアムカード | 可 |
その他情報 | ・海岸の城塞は閉場(2023年2月現在) |
公式サイト | https://kulturportali.gov.tr/turkiye/mersin/gezilecekyer/kizkalesi-deniz-kalesi |
アクセス | メルシン中心部から車で約1時間。または、メルシン市バスかシリフケ/Silifke行きのミニバス乗車 [地図] |
特典・クーポン | ー |
ギャラリー
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