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ヨハネ騎士団の居城へ!ボドルム城とボドルム水中考古学博物館

公開日 2023年2月1日 最終更新日 2024年4月2日

概要

ボドルム城は、1402年に《聖ペテロの城》としてヨハネ騎士団が建てたものです。当初、ボドルム城があったのは島でしたが、島と本土の間を埋め立てて半島にしており、現在もその地形は残されています。

ボドルム城/ムーラ

1522年にオスマン帝国皇帝のスレイマン1世がロードス島を勝ち取り、ヨハネ騎士団が撤退するまでの間、城壁や塔などが増築されていきました。城は二重の城壁に守られ、内部に至るまで7つの門をくぐる必要がありました。

ボドルム城/ムーラ

城にある5つの塔は、ヨハネ騎士団を構成する国:フランス、イタリア、ドイツ、イギリス、スペイン(蛇ともいわれる)の国名がつけられる塔で、最も高いのは47.5mのフランスの塔です。ヨハネ騎士団は、古代世界七不思議の一つとされる、マウソロス霊廟から持ち出して造ったため、霊廟は消え去り、現在は跡地のみ残されていて、秀でた彫刻は大英博物館が所有しています。

ボドルム城からの眺望/ムーラ

城はその後、刑務所として改築されたあと、第一次世界大戦を経て、1964年にボドルム博物館として開館。水中から発掘された多くの所蔵品があることから、水中博物館と名付けられました。城塞からは、ボドルムの海を一望できます。

ボドルム水中博物館
ボドルム城内部に掲げられたオスマン帝国国旗
ボドルム城/ムーラ

薄暗い城の通路や塔内部などには、15世紀に建てられた当時の雰囲気がそのまま残されています。展示されているのは、ボドルムで発掘された古代の壺や水差し、霊廟での埋蔵品などで、特に、難破船から引き上げられた、黄金をまとう発掘品の数々は必見です。また、マウソロス霊廟の復元模型も城内に展示されています。

ボドルム城/ムーラ

ボドルム水中博物館は1995年に、ヨーロッパ・ミュージアム・オブ・ザ・イヤーにて、特別賞を受賞しています。

基本情報
住所Bodrum Sualtı Arkeoloji Müzesi:Çarşı Mahallesi, Kale Caddesi, No: 36,Bodrum,Muğla,Türkiye
営業時間8:30-17:30
※チケット販売は30分前まで
※時期により19:00閉場の場合あり
料金150TL
ミュージアムカード
その他情報
公式サイトhttps://bodrum.bel.tr/page.php?id=20/bodrum_kalesi
アクセスボドルム中心部から徒歩、ハーバー近く。
[地図]
特典・クーポン
ギャラリー

※この記事は、登録日(最終更新日)時点の取材情報を元に作成しております。実際に訪れていただいた際、スポット(お店)の都合や事情により記載してある記事の内容と差異があることがあります。どうぞご了承くださいませ。

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