バラの街ウスパルタ名産品のバラ摘みと精油

公開日 2023年2月24日 最終更新日 2024年4月5日

概要
ローズオイル精油工場/ウスパルタ

個人的に、アロマテラピーアドバイザーの資格を持っていて、ウスパルタの精油作りには大変興味があります。が、古くから行われてきた伝統的な製法でローズ・オイルをつくる工程は、今ではなかなか見ることができません。ウスパルタには大小さまざまな精油工房がありますが、小さな工房でも機械で水蒸気蒸留を抽出しているそうで、伝統的な工程はなかなか見ることができません。

ローズオイル精油工場/ウスパルタ

もしかすると、リクエストに答えてくれ、昔利用していた古い器具類と、その工程を見学させてもらえるかもしれません。

手摘みされたバラはお腹の袋にいれる/ウスパルタ

それぞれのローズ畑では、家族総出で早朝から摘み取り作業が開始されます。袋の付いたエプロンを腰に巻くのが伝統的スタイル。この時点でもはや重労働ですよね。摘み取った花をプラスチック製の袋に入れてしまうと香りが落ちてしまうので、昔からこのスタイルで行っているそうです。

伝統的なローズオイル造り/ウスパルタ

摘み取られたローズは、精油工場に運ばれ、精油が精製されます。

伝統的なローズオイル造り/ウスパルタ

ローズ精油は、水蒸気蒸留法(生活の木公式サイト)で抽出されます。大量のバラの花びらを釜に入れ、蒸されて上がってきた蒸留水を水に入れ、浮き出たオイルを取り出します。オイルを取り出した蒸留水は、ローズウォーターとして利用され、抽出したバラの花びらも捨てることなく、他製品に再利用されます。

伝統的な精油精製の器具類/ウスパルタ

昔は、50kg以上ある釜で作っていたのだそうです。水蒸気の抽出だけで2時間要するなど、一日がかりでこの作業を繰り返したのだそうです。

ローズオイル/イメージ

見学させてくれる工場や工房の情報は、確認でき次第、こちらのサイトにアップします。それにしても、同じ品種のダマスクローズでも、トルコとブルガリアでは、香りが異なるのが興味深いところです。

ギャラリー

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