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イスタンブールの隠れた名所?ソコルル・メフメド・パシャ・モスク

公開日 2022年11月28日 最終更新日 2024年2月14日

概要

ソクルル・メフメド・パシャ(ソコルル・メフメド・パシャ)は、第10代皇帝スレイマンに仕えた最後の大宰相であり、その息子セリム二世の大宰相でもありました。任期はおよそ15年ですが、最高の権力を保持しながらオスマン帝国の最盛期を献身的に支え、酒に溺れて政をほとんどしなかったとされるセリム二世の治世を支えた凄腕の大宰相として知られています。

ソクルル(ソコルル)・メフメド・パシャ・モスク/イスタンブール

また、オスマン帝国皇帝の腐敗が始まったとされる第12代皇帝ムラド三世の初期にも大宰相を務め、歴代の大宰相の中でも、特に政治的手腕を高く評価されています。篠原千絵さんの漫画『夢の雫、黄金の鳥籠』では、第二皇子と同じ名前のメフメトだったことから、ソコル出身のメフメトという名をヒュッレムからいただいた、と描かれています。

ソクルル(ソコルル)・メフメド・パシャ・モスク/イスタンブール

ソクルル・メフメドは、1579年に暗殺され亡くなりました。ムラド三世の指示であったのではないか、などの噂はあるものの、真相は不明です。遺体は彼の妻であるセリム二世の皇女エスメハンによって、エユップスルタン地区にある霊廟に埋葬されました。ソクルル・メフメド・パシャ・モスクは、妻エスメハンによって1579年頃に完成したとされます。二人の住まいであった宮殿のすぐ近くに建てられたモスクは、神学校などが併設される複合施設です。元々はハギア・アナスタシア教会があった場所に建てられました。

ソクルル(ソコルル)・メフメド・パシャ・モスク/イスタンブール

外観はシンプルですが、当時最高品質を誇るイズニックタイルを贅沢に使ったモスク内部には、(期待しないからなのか…)誰もが驚きます。複合施設には霊廟も建てられていますが、これらはソクルル・メフメド・パシャの子孫のものと考えられています。スルタンアフメットの丘の上から海へと向かう下り坂の途中にモスクはあり、正門を入って階段をのぼった先には、モスクの中庭と泉がある、といった珍しい造りをしています。

基本情報
住所Sokullu Mehmed Paşa Camii:Küçük Ayasofya Mahallesi,Fatih,İstanbul,Türkiye
営業時間0:00-23:59
その他情報
公式サイトhttp://www.fatih.gov.tr/sokullu-mehmet-pasa-camii
アクセストラムT1路線スルタンアフメット駅下車、
徒歩10分
[地図]
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※この記事は、登録日(最終更新日)時点の取材情報を元に作成しております。実際に訪れていただいた際、スポット(お店)の都合や事情により記載してある記事の内容と差異があることがあります。どうぞご了承くださいませ。

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