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断崖絶壁にある修道院!スメラ修道院 | トラブゾンの人気観光スポット

公開日 2021年10月17日 最終更新日 2023年6月12日

概要

スメラ修道院は、トラブゾン市の郊外にあるビザンチン帝国時代に建てられた修道院です。自然豊かなマチカ地区を経由した、アルトゥンデレ渓谷内にあり、標高1,200メートルの場所に建てられたものです。トルコ共和国が建国されたさい、ギリシャとトルコの住民交換が実施されて修道士たちが去ることとなりました。去り際には、修道士たちによる破壊もあったのでは、という噂もあり、修道院は荒れ放題に。ユネスコ世界遺産の暫定リストに加えられているスメラは、2021年夏に修復が完了し、一般公開されています。

スメラ(シュメラ)修道院/トラブゾン

切り立った岩の中に、まるで埋め込まれたような建物は、ビザンチン皇帝テオドシウス1世(375-395)の時代に、アテネから来たバルナバとソフラニオスという2人の僧によって建てられました。聖母マリアが2人の修道士の夢に現れ、「渓谷に修道院を建てるように」と告げたため、この場所に建てたとされます。スメラ(トルコ語:Şümela/シュメラ)は、黒という意味があり、その由来は諸説あって明確になっていないようです。

スメラ(シュメラ)修道院/トラブゾン

内部は広い造りで、メインとなっている岩窟教会のほか、メインチャペル、10以上の礼拝堂、台所、居住空間、ゲストハウス、図書館、聖なる泉、事務所などがあります。修道院のメインチャペルは、中庭の奥にあって、内側と外側の両方がフレスコ画で覆われており、これらは、聖母マリアと聖書の物語が描かれたもので、傑作とされています。バスや車を降りてから300mほどは歩かねばなりません。また、建物内は急な階段となっているので、歩きやすい靴がおすすめです。

基本情報
住所Sümela Manastırı:Altındere Vadisi,Altındere,Maçka,Trabzon,Turkiye
営業時間8:30-19:00
料金10TL
ミュージアムカード
その他情報・長く修復作業中でしたが、2021年に修復作業が完了し全エリアが開放されています。
公式サイトhttps://www.sumela.gov.tr/
アクセストラブゾン→マチカ/Maçka→スメラとミニバス乗継。車またはツアー参加がおすすめ。
[地図]
特典・クーポン
ギャラリー

※この記事は、登録日(最終更新日)時点の取材情報を元に作成しております。実際に訪れていただいた際、スポット(お店)の都合や事情により記載してある記事の内容と差異があることがあります。どうぞご了承くださいませ。

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