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ヒッポドローム(ヒポドゥローム)にあるオベリスクと泉 | イスタンブール

公開日 2023年4月5日 最終更新日 2023年8月1日

概要

スルタンアフメットの、アヤソフィアとブルーモスクの間には、噴水や芝生がある大きな公園があり、南側にあるブルーモスクの西側には、ビザンチン帝国時代まで戦車競技場として利用されていた広場”ヒッポドローム”があります。この広場を歩いていると、大きな2つのオベリスクと、青銅製のグルグル巻かれた一風変わったモニュメントや、泉に出会うことができます。これらには、それぞれ由緒あるもので、知っておくと広場を歩くのがもっと楽しくなると思います。

テオドシウスのオベリスク
ヒッポドロームのオベリスク/スルタンアフメット・イスタンブール

アヤソフィア・モスクに最も近い位置に建てられているのが、ローマ帝国皇帝・テオドシウスがエジプトのカルナック神殿から運び込んだオベリスク(Theodosius Dikilitaşı)です。紀元前15世紀に完成し、570年ごろにこの地へ運ばれました。

蛇の柱
ヒッポドロームの蛇の柱/スルタンアフメット・イスタンブール

次に見えてくるのが、青銅製のねじれたモニュメント”蛇の柱(Yılanlı Sütun)”です。紀元前479年、ペルシャとの戦いに勝利した記念に、ギリシャで作られたもので、イスタンブールに運ばれたのは、324年頃。イスタンブールにあるモニュメンや記念碑としては、最古のものとされています。ねじれた青銅製の柱は、3つの蛇がからまっているモニュメントで、本来、頭部には3つの蛇の頭がついていました。古代、蛇は害虫から都市を守るとされ、大切なシンボルだったのだそうです。3つの蛇の頭のうち、2つは紛失し、残りの1つはイスタンブール国立考古学博物館に展示されています。

編み込まれたオベリスク
ヒッポドロームの編み込まれたオベリスク/スルタンアフメット・イスタンブール

一番奥にあるのが、少し崩れかけたモニュメント”編み込まれたオベリスク(Örme Dikilitaş)”です。東ローマ帝国皇帝コンスタンティヌス七世が、祖父であるバジル一世の戦勝を記念して建てたものです。本来は、金の青銅が貼付けられていましたが、金で塗られた青銅は、十字軍が持ち去ってしまい、さらに、オスマン帝国時代、イエニチェリ(軍隊)の兵士らが、力比べのため、オベリスクに登って破損させてしまい、ところどころ破損したようになっています。

ドイツの泉
ヒッポドロームのドイツの泉/スルタンアフメット・イスタンブール

ブルーモスクのすぐ近くにある泉は、1901年にドイツ皇帝から寄贈された、”ドイツの泉(Alman Çeşmesi)”です。1898年、皇帝がイスタンブールを訪問した記念に贈答されました。中に入ることはできませんが、フォトスポットの一つとなっています。現在でも、トルコとドイツは親交がとても深い国のようです。

基本情報
住所At Meydanı:Sultan Ahmet, At Meydanı Cd No:24 D:25,Fatih,İstanbul,Turkiye
営業時間
その他情報
公式サイトhttps://islamansiklopedisi.org.tr/atmeydani
アクセストラムヴァイT1路線スルタンアフメット駅下車、徒歩すぐ
[地図]
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※この記事は、登録日(最終更新日)時点の取材情報を元に作成しております。実際に訪れていただいた際、スポット(お店)の都合や事情により記載してある記事の内容と差異があることがあります。どうぞご了承くださいませ。

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