公開日 2024年9月18日 最終更新日 2024年9月18日
世界最古の新石器時代の遺跡として、世界中から注目を集めるギョベクリ・テペ遺跡の近くには、同じ時代のものと思われる、約11,500〜12,000年前の遺跡が発見され、発掘が続けられています。まだまだ発掘途中で、わかっている事実は少ないようですが、今時点でわかっていること、まとめてみました。
カラハンテペについて
カラハンテペ遺跡は、トルコ南東部のシャンルウルファに位置する、歴史的に重要な考古学遺跡です。紀元前1万年以上前にさかのぼるこの遺跡は、考古学者たちが世界で最も古い文明の痕跡を発見している場所として注目されています。ギョベクリ・テペ遺跡と並んで、この地域はトルコ語で「石の丘陵群」を意味する「Taş Tepeler/タシュ・テペレル」と呼ばれ、全体で12の丘陵遺跡が発見されています。
驚きの発見！史上最大の人間像と動物の彫像
発掘調査では、ギョベクリ・テペ遺跡でみられるようなT字型の石柱が250本以上見つかっています。さらに、最近の発掘調査では、カラハンテペで高さ2.3メートルに達する巨大な人間像が発見されました。これは、現在までに発見された中で最大の石製人間像です。また、世界で初めて発見された彩色された動物の彫像も注目されていて、この遺跡が古代の宗教的または儀式的な中心地であったことが示唆されています。
ギョベクリ・テペ遺跡との関係
カラハンテペは、ギョベクリ・テペ遺跡と同様に、新石器時代初期の宗教的中心地と考えられています。これらの遺跡は、狩猟採集時代の人々が組織的に集まり、宗教的儀式や社会活動を行っていた可能性を示しているそうです。カラハンテペには、まだほとんどの部分が地中に埋まっている状態で、発掘による発見が待たれています。
私のような歴史好きにはたまらない場所
カラハンテペは、ギョベクリ・テペ同様、ずっと外務省が渡航を自粛するように勧告していたエリアで、最近になって、外務省が危険度をレベル1に落とした県都と同じ緯度にあたり、訪れることができるようになりました。
とはいえ。南東部のシャンルウルファを個人旅するのは少しハードルが高く、個人的意見としては、ツアー参加か、プライベートのガイドを雇うのが無難そう。調べたところ、シャンルウルファ近郊には、日本語ガイドが居住しておらず、英語ガイドになります。または、他地域から日本語ガイドを連れて行くようになりますが、地元在住のガイドさんのほうが、色々と知り尽くしている感があるので、良さそうです。
ガイド付きツアーでは、遺跡の歴史や発掘の裏話を学ぶことができるのが最高のメリット。近くにあるギョベクリ・テペ遺跡もあるため、両方の遺跡を訪れるツアーも、歴史好きの観光客に需要があるそうですが、まだまだこれから人気が出るであろう遺跡の一つです。
個人的に、今年訪れる予定にしていて、LAALにイスタンブールから日帰りで行けるツアーを作ってもらいました。ギョベクリ・テペ、カラハンテペ、ウルファケバブ、ピスタチオコーヒーを制覇したいオーダーをガイドにしています。カラハンテペを入れると、市内観光が短くなります。国内線・入場料・ランチ・英語ガイド・専用車込で、市場より安くしてもらっています笑。皆様にも同じ値段でご案内できます。詳細はLAAL DMC JAPANのWEBで。
基本情報
| 住所 | Kargalı,Haliliye,Şanlıurfa,Türkiye |
| 営業時間 | 8:30-17:00 ※月曜定休 |
| 料金 | 無料（2024年9月現在） |
| ミュージアムカード | ー |
| その他情報 | ・こちらからバーチャルツアーが楽しめます。 ・最新の様子は公式Instagramで。 ・今後有料になる可能性や、急遽一般見学が閉鎖される可能性などもありますので、最新の情報はWEB等でご確認ください。 |
| 公式サイト | https://www.ktb.gov.tr/TR-327497/karahantepe.html |
| アクセス | シャンルウルファ市内から東へ車で約1時間 [地図] |
| 特典・クーポン | ー |
ギャラリー
カラハンテペ遺跡/シャンルウルファカラハンテペ遺跡/シャンルウルファ
カラハンテペ遺跡/シャンルウルファ※この記事は、登録日（最終更新日）時点の取材情報を元に作成しております。実際に訪れていただいた際、スポット（お店）の都合や事情により記載してある記事の内容と差異があることがあります。どうぞご了承くださいませ。
