ルーム・セルジューク朝の首都コンヤ | トルコ旅行
公開日 2022年11月10日 最終更新日 2024年12月7日
地図
地域
中央アナトリア地域
人口
2,296,347人(2022年)
標高
1,026m
市外局番
332
概要
コンヤ市はトルコで最大面積を保有し、人口は全国で6番目に多く、中央アナトリア地域ではアンカラに次ぐ大都市です。大陸性気候の盆地のため、夏暑く冬寒い気候で、とても乾燥しています。コンヤ市の周辺には広大な農地が広がっていて、農業の盛んな都市でもあり、世界中に製品を輸出する工業都市でもあります。
先史時代6500年前ごろの集落遺跡チャタル・ヒュユク遺跡は、コンヤの郊外で発見され、ユネスコ世界遺産に登録されました。今もなお、世界中の名だたる大学が協力し発掘が進められています。
1076年からおよそ200年間、コンヤはルーム・セルジューク朝の首都でした。後にカラマンの首都を経て、オスマン帝国の領地におさまります。ルーム・セルジューク朝時代には、およそ5万人が住み、7つの大きなモスクがあったとされています。
コンヤを語る上で外せないのは、メヴラーナ・ジェラレッディン・ルーミーの存在です。イスラム神秘主義を生み出したメヴラーナは、偉大なる師であった父とともに、現アフガニスタンからコンヤへ移住し、多くの教典と弟子たちとを育みました。現代でも、宗教の区別なく多くの人々に愛される偉大な人物です。
旅のプラン
コンヤは、カッパドキアとアンカラの間に位置しています。カッパドキアからだとツアー参加が必要ですが、アンカラからなら、高速鉄道YHTが開通しているので、日帰りもOK。どうしても外せないのは、メヴラーナ博物館とコンヤ・ピデ(またはフルンケバブ)と思います。日帰りでも十分そう。チャタル・ヒュユク遺跡、エシルフォーレ・モスクなどの郊外の見どころも行くなら、一泊は必要です。
街歩きで中心に考えるのは、アッラーディーン・モスクがあるアッラーディンヒルパークです。ここがトラムやバスの乗り換え地点になっています。
コンヤのYHT駅からはバスがありますが、個人だとバスはハードルが高いので、タクシーでもいいかも。
ただし日帰りだと、「セマーの本場(本拠地)でセマーが見れない(汗)」というのがちょっと残念なところ。カッパドキアやイスタンブールなどでもセマーは見学できますが、本場で見学されたい方は一泊するのがおすすめです。
※Pendik istasyonuは地下鉄M4の駅。同駅乗り換えで便利。詳しくは、TCDD公式サイトでご確認ください。
主な観光スポット
中心部
郊外
名物料理
ネイチャー・スポット
地区一覧
コンヤの中心部は、カラタイ/Karatay、メラム/Meram、セルチュクル/Selçukluです。
基本情報
アクセスと交通 | 鉄道・YHT/飛行機/バス |
空港 | コンヤ空港/Konya Havalimanı |
バスターミナル | コンヤ・バスターミナル/Konya Şehirlerarası Otobüs Terminali |
鉄道駅 | コンヤ・セルチュクル・YHT駅/Konya Selçuklu YHT istasyonu コンヤ駅/Konya Tren Garı ※YHT駅とコンヤ駅はバスで30分ほどの距離。国鉄の駅舎から博物館までは、徒歩40分の距離で、市バスが走っています |
市内の交通 | バス/トラム/ミニバス・ドルムシュ ※コンヤ市交通局ATUSが運営しているトラムは2路線あり、ALAADDİN(アッラーディーン)停留所が乗換駅。 ※詳細は、コンヤ市交通局公式サイトへ。 |
動画 | |
公式サイト | http://www.konya.gov.tr/ |
その他情報 | ー |
ギャラリー
記事一覧
オスマン帝国外伝シリーズに登場するスレイマン皇帝時代のスポット15選
アンタルヤの人気&有名ビーチ!コンヤアルトゥ・ビーチとララ・ビーチ
※この記事は、登録日(最終更新日)時点の取材情報を元に作成しております。実際に訪れていただいた際、スポット(お店)の都合や事情により記載してある記事の内容と差異があることがあります。どうぞご了承くださいませ。