世界七不思議の一つ!ボドルムにあるマウソロス霊廟の遺跡

公開日 2023年2月2日 最終更新日 2024年4月2日

概要

マウソロス霊廟は、古代のボドルムを支配していたカリアの王マウソロスと王妃アルテミシアのための霊廟で、紀元前351年ごろに建てられました。壮麗な霊廟は、世界七不思議の一つとされ、大きな霊廟を意味する”マウソロス”の語源ともされています。これらを建築したのは、ギリシア人の4人の有名建築家で、彫刻は見事だったとされ、およそ1,600年にも渡ってその姿を維持していました。

ボドルム城/ムーラ

霊廟は、15世紀に聖ボドルムが城塞を建築した際、霊廟の石材を再利用して建てたため、現ボドルム城の石材は霊廟で使われています。ヨハネ騎士団は霊廟から石材を持ち出すさい、特に秀でた彫刻を保管していましたが、それらは現在、大英博物館が所蔵しています。

マウソロス霊廟跡とボドルム・マウソロス博物館

ボドルムの中心地には、この跡地のみが石柱の残骸とともに残されていて、ボドルム・マウソロス博物館が併設されています。博物館では、復元された模型や、残された彫刻の一部などが展示されています。

世界七不思議とトルコ

世界七不思議のうち、エフェソスアルテミス神殿(現トルコのイズミルセルチュク区)と、このハリカルナッソスのマウソロス霊廟の2つが現在のトルコ領土にあり、さらに、アレクサンドリアの大灯台の建築を指揮したとされるソストラトスの出生地はクニドスです。

世界の七不思議(せかいのななふしぎ)とは、古典古代(古代ギリシャ・古代ローマ時代)における7つの注目すべき建造物のことである。現在一般的には、紀元前2世紀にビザンチウムのフィロンの書いた「世界の七つの景観」の中で選ばれた、古代の地中海地方に存在していた7つの巨大建造物を指す。
ギザの大ピラミッド
バビロンの空中庭園
エフェソスのアルテミス神殿
オリンピアのゼウス像
ハリカルナッソスのマウソロス霊廟
ロドス島の巨像
アレクサンドリアの大灯台

Wikipedia
基本情報
住所Halikarnas Mozolesi:Tepecik, Turgut Reis Cd. No:93,Bodrum,Muğla,Turkiye
営業時間8:30-17:30
※チケット販売は30分前まで
※時期により19:00閉場の場合あり
料金20EURO
ミュージアムカード
その他情報
公式サイトhttps://bodrum.bel.tr/page.php?id=21/Mausoleion
アクセスボドルム中心から徒歩圏内
[地図]
特典・クーポン
ギャラリー

※この記事は、登録日(最終更新日)時点の取材情報を元に作成しております。実際に訪れていただいた際、スポット(お店)の都合や事情により記載してある記事の内容と差異があることがあります。どうぞご了承くださいませ。

他の人はこんな記事も見ています