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アフロディーテと灯台の遺跡!ムーラ・ダッチャのクニドス遺跡

公開日 2023年1月30日 最終更新日 2024年4月1日

概要

小高い山々と深いブルーをいだく入江や湾で構成されるムーラのダッチャ半島の先端には、アフロディーテに捧げられた都市クニドス遺跡があります。

クニドス遺跡のラウンド神殿からの眺望/ダッチャ・ムーラ

クニドス遺跡は、本土と、”カプクリオ”とよばれる島で構成され、その間の海の一部は埋め立てられ、2つを繋ぐ道の役割を担っていました。カプクリオでも住居跡などが発掘されていますが、最大の見どころである小劇場などの主な遺跡の多くは本土側にあります。

クニドス遺跡/ダッチャ・ムーラ

ダッチャは平野がほとんどなく小高い山で構成されているため、クニドスは海から山へと向かう急勾配の南北に走る通りと、東西に伸びる4本の大通りで構成された都市でした。軍事用と商業用の2つの港を持つ都市は、塔のある城壁によって、海と都市を丸く囲む、”ピンクと白の美しい都市”とされます。

アレクサンドリアの大灯台/Wikipedia

クニドスは、ドリアン(ドリック)・へクソポリスの6都市の一つとして長く繁栄し、世界七不思議の一つである”アレクサンドリアの大灯台”を設計したクニドスのソストラトスなどを排出し、文化・芸術面でも注目された都市です。

クニドス遺跡のラウンド神殿
クニドス遺跡のハーバー・ストリート

ゲートをくぐると、ディオニュソスの神殿などがあった通りを抜け、小劇場へ向かいます。4,500人収容可能だった劇場は、クニドス遺跡を象徴する建築物です。遺跡には、円形をした2つの神殿や、デメテル聖域、大劇場、コリント式神殿、ピンク神殿、住宅跡、教会などがあります。

クニドス遺跡/ダッチャ・ムーラ

そのほとんどが破壊されていることや、どの神に捧げられた神殿かなどが明確ではないものが多数あります。クニドス遺跡を最初に発掘したイギリス人考古学者によって、初期段階で発掘されたものはイギリスに運ばれたため、大英博物館が所蔵・展示しています。

クニドスのアフロディーテ

紀元前4世紀の有名な彫刻家プラクシテレスによってクニドスのために作られた、”世界で最も美しいアフロディーテ像”は、一度はどこかで見たことがあるかもしれません。プラクシテレスは、衣服を着用した像と裸体の像の2体を製作し、クニドスが所有した裸体のアフロディーテ像が最も美しいとされ、見物に押し寄せた人々で都市は賑わった、とされます。このアフロディーテ像は見つかっていませんが、ローマのバチカン博物館には、アフロディーテ像のいわゆる”ローマンコピー”が展示されています。

クニドス灯台
クニドス灯台/ダッチャ・ムーラ

1931年に建設された高さ38メートルの灯台は、現役の灯台です。トルコでは、エーゲ海地中海をわける役割をも担っていると、考えられていますが、実際の定義は特に定められておらず、不明確です。

クニドス灯台とエーゲ海に沈む夕日/ダッチャ・ムーラ

それにしても、クニドス湾の海の色と、クニドスに沈む夕日は絶景です。クニドスへ至る道は少し狭く、個人で運転するにはだいぶ勇気がいりますが、それでもわざわざ訪れる価値はあります。

住所Datça Knidos Örenyeri:Yazı Mahallesi, Tekirburun Mevkii,MuğlaTürkiye
営業時間8:30-17:30
※チケット販売は30分前まで
※時期により19:30閉場となる場合あり
料金25TL
ミュージアムカード
その他情報・クニドスは大規模な修復作業中(2023年1月現在)
公式サイトhttps://mugla.ktb.gov.tr/TR-273365/knidos.html
アクセス陸路の場合は車が必要。古代から利用されていたクニドス道は狭い道路のため運転にはご注意を。海路はクルーズまたはガレット船でクニドス桟橋まで。
[地図]
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※この記事は、登録日(最終更新日)時点の取材情報を元に作成しております。実際に訪れていただいた際、スポット(お店)の都合や事情により記載してある記事の内容と差異があることがあります。どうぞご了承くださいませ。

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