公開日 2023年2月5日 最終更新日 2024年4月2日
概要
ハビビ・ネッジャール・モスクは、アナトリア最古のモスクとなる638年に建てられたモスクです。ハビビ・ネッジャール（Habibi Neccar）は、イエス・キリストが生きていた時代に生きた、アンタキヤ在住の大工（ネッジャール=大工）で羊飼いでした。ハビビは、イエスが遣わした使者たちがアンタキヤに入る前に出会い、使者たちは寝たきりの息子を治癒させた、とされます。ハビビはもともとキリスト教徒の信者である、ともされています。
イエスは、ユヌス（Yunus/Yuhanna)とユヒヤ（Yahya/Pavlos)の2人をアンタキヤに送り、人々に真の宗教（唯一神の信仰）を呼びかけました。使者たちは王によって投獄され、3人目の使者であるバルナバ(Şem’un Safa/Barnaba)が来ると、王を説得して2人の使者を牢獄から救い出しました。王は説得されても、人々は従いませんでした。使者の説教に反応し、使者たちを処刑しようとしました。これを聞いたハビビ・ネッジャールは、山中にあった大工工房を離れて街に降りてくると、アンタキヤの人々に「使者たちの言葉に耳を傾け、従うように」と忠告しましたが、人々は彼の言葉を聞き入れず、彼を処刑するぞ、と脅しました。この脅しに耳を貸さなかったハビビ・ネッジャールは、使者たちに、「私は人々と共にいて、唯一神（父なる神/アッラー）を信じている」と語りました。この言葉に怒った人々は、ハビビ・ネッジャールと使者たちを殉教させました。
ハタイ市公式サイト及びコーランより引用
ハビビ・ネッジャールは死後、キリスト教にて聖人と認められました。この場所に寺院が建てられていたようですが、アラブ人が支配した638年にこの地にモスクが建設されています。現在のモスクは、1275年の再建されたものであることが建物に刻まれた碑文からわかっているそうでえす。
このモスクの地下には、前述した4人の聖人が祀られていて、ハビビの棺には切断された頭部が安置されている、とされています。
基本情報
| 住所 | Habib-i Neccar Camii ve Türbesi:Merkez,Antakya,Hatay,Turkiye |
| 営業時間 | ー |
| その他情報 | ー |
| 公式サイト | https://www.kulturportali.gov.tr/turkiye/hatay/gezilecekyer/habib-i-neccar-camii |
| アクセス | アンタキヤ中心部から徒歩圏内 [地図] |
| 特典・クーポン | ー |
ギャラリー
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