アポロンの孫が建設した都市！ムーラの古代都市カウノスの遺跡

公開日 2023年1月18日 最終更新日 2024年3月31日

概要

ムーラにある古代都市カウノスは、アポロンの孫にあたるギリシャ神話の神カウノスによって建設された都市とされます。古代の歴史家ヘロドトスの著書には、

カウノスは双子の妹ビュブリスの恋慕を退けたものの、許されない関係としてカウノスが追放され、この地に降り、信者とともに都市をつくった。カウノスの言語は他都市と少し異なるカウノス語を話していた

ヘロドトス『歴史』より

と記されています。

都市は、海に面し、造船所や税関などがある、商業で繁栄した港湾都市でした。時とともに地形は変わり、海は3km先になり港は消滅。現在は、小さな湖と海につながるダルヤン海峡があります。

遺跡を見下ろすように、アクロポリスの丘が小高い山の上にあります。ここには城塞があり、現在も石組みが残されています。

修復作業が行われ、真新しさが感じられるヴェスパニアヌスの噴水、ドームとモザイクを備えたバジリカ、巨大なローマ浴場、5,000人収容可能な劇場、二つの円形の建物があります。

この円形の建物の大きな方は、イオニア式で建てられたゼウスの神殿で、神殿の横には壁が残されています。もう一つは三段の階段がありますが、これがなにかは不明なのだそうです。

また、アクロポリスから離れたネクロポリスには、紀元前4世紀ごろに造られたリュキア式の岩窟墓が複数あり、そのうちの一つは未完成のまま残されています。この岩窟墓は、こちらはダルヤンのボートからも見ることができます。

基本情報

住所	Kaunos Antik Kenti:Köyceğiz/Ortaca,Muğla,Turkiye
営業時間	8:30-17:30 ※チケット販売は30分前まで ※夏季は19:30閉場
料金	25TL
ミュージアムカード	可
その他情報	ー
公式サイト	https://mugla.ktb.gov.tr/TR-159713/kaunos-antik-kenti.html
アクセス	ダルヤンから遺跡ゆきのボート乗船、下車後徒歩10分 [地図]
特典・クーポン	ー

ギャラリー

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