アンカラにある2つの駅 | トルコ鉄道旅
公開日 2023年3月31日 最終更新日 2023年10月16日
概要
鉄道網の整備に出遅れたトルコは元々、バス路線網が充実していましたが、現政権となって以降、急速に鉄道路線が発達。イスタンブール、アンカラ、エスキシェヒル、コンヤの大都市圏については、高速鉄道(略してYHT)が開通し、イスタンブール〜アンカラ間を約5時間で移動可能となりました。アンカラには、そのYHT専用駅舎と、従来の急行や鈍行が発着する駅の2つがあり、隣接しています。
アンカラ高速鉄道駅(Ankara YHT Garı)
アンカラには元々アンカラ駅がありましたが、路線都合なのか、セキュリティ上の理由なのか、従来の駅舎と隣接する形で、高速鉄道専用となる、アンカラ高速鉄道駅が2016年に完成しました。YHTアンカラ駅の構内には、食料品店やケータイショップなどが入り、近代的で明るい駅舎です。セキュリティ体制もしっかりしていて、パスポートチェック後にホームへ進める仕組みをとっています。
アンカラ駅(Ankara Garı)
トルコ国鉄(TCDD)が古くから利用してきた駅舎は、高速鉄道ができてからも現役で利用されています。アンカラ高速鉄道駅に隣接していて、ウルス地区側(旧市街側)に立地。主にEkspresi(エキスプレス)とよばれる都市間特急列車(寝台列車)が発着していて、観光客に人気の、イースタン・エクスプレスなどの寝台列車は、この駅から発着しています。駅には広い待合室はあるものの、食料や水などは、街の中心部で調達したほうがよさそうです。
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