セルジューク朝の木造モスク!エシレフォール・モスク
公開日 2023年10月13日 最終更新日 2023年10月13日
概要
コンヤから車で約1時間の場所にあるベイシェヒルは、湖の畔にある街。1134年大セルジューク朝最後の皇帝サンジャルの勅令により建設され、ルーム・セルジューク朝時代に、エシレフォール・スレイマンによって再建されたモスクです。2023年に他4つの木造モスクとともにユネスコ世界遺産リストに登録されました。
再建から約800年を経ていますが、とても保存状態がよく、現役のモスクとして利用されています。他の木造列柱のあるセルジューク朝モスクの中でも、最大の規模なのだそうです。
石やレンガを使って建築したセルジューク朝のモスクはもちろんですが、木材に描かれた装飾にも注目です。こういった装飾は、カスタモヌのマフムトベイ・モスクでも見られますが、赤い色をした装飾がアジアや中東っぽく、破邪退魔効果があるとされた漆喰を思い起こさせます。
このモスクの重要な特徴の一つとして、「カルルク」とよばれる井戸があることです。井戸を真ん中に置くことで、湿気が木材の腐敗を防ぐことから取り入れられた技術なのだとか。
関係ないですが、建築を命じた皇帝サンジャルは、分裂した大セルジューク朝を再度まとめあげた、トルコ系の皇帝として、後世トルコで本が出版されるほど偉大な皇帝の一人として知られているようです。
基本情報
住所 | Eşrefoğlu camii:İçerişehir, Kale Sk. No:21,Beyşehir,Konya,Turkiye |
営業時間 | ー |
料金 | ー |
その他情報 | ー |
公式サイト | http://www.konya.gov.tr/esrefoglu-camii |
アクセス | コンヤ中心部(バスターミナル)からベイシェ昼/Beyşehir行きのドルムシュ乗車、1時間強、116TL [地図] |
特典・クーポン | ー |
ギャラリー
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