
キリムと渓谷のある街!ウシャク | トルコ旅行
地図
地域
エーゲ海地域
人口
375,310人 (2024年)
標高
907 m
市外局番
276
概要

アナトリア半島の西、温暖なエーゲ海地域にありながら、海を持たない内陸の街ウシャクは、元は「恋人たちの国」を意味するウシュシャク(UŞŞAK)と呼ばれていたのだそう。古くから交易の要衝として栄えてきた歴史ある都市です。

イスタンブールより3年早い1909年にトルコで初めて電力網が整備され、トルコ初の製糖工場が設立。また、貴族たちから注文が絶えない絨毯やキリムを生産していた街としても知られます。
1920年から1922年にかけてギリシャ軍に占領され、撤退時に市街に火を放たれ壊滅的な被害を受けましたが、その後復興を遂げました。
エシュメ・キリム(エシュメ絨毯)

ウシャクの文化を語る上で欠かせないのがキリムです。ウシャク市のエシュメ(Eşme)地区で生産される手織りのキリムは、15世紀のオスマン帝国初期から絨毯織りの中心地であり、良質な絨毯の産地として世界的に有名です。

オスマン帝国全盛期にはトプカプ宮殿で愛用され、ヨーロッパの宮殿や教会にも広まりました。星形や曲線のメダリオンを持つものが特徴的。

その芸術性と耐久性の高さから「宮殿カーペット」とも呼ばれます。イスタンブールのイスラム美術館やパリのルーブル美術館など、世界の様々な美術館に展示されています。

2001年、ウシャク市のとある村で夜、宇宙人とUFOが目撃されます。村人たちはなんと、宇宙人に石を投げて彼らを追い払うことに成功。この話は都市伝説ではなく、各メディアで映像とともに報道されました。
旅のプラン

見どころとして定番なのは、グランドキャニオンに次ぐ第2位の規模を誇るウルベイ渓谷 (Ulubey Kanyonu)

インスタグラムで密かに人気になった神秘的な石柱が残るブラウンドゥス遺跡(Blaundus Antik Kenti)、絵になる歴史的なジランドラス石橋(Clandras Köprüsü )あたり。

キリムに興味がある方なら、市内にあるウシャク絨毯キリム博物館(Uşak Halı Kilim Müzesi)に立ち寄るのも良さそう。

アクセスはフライトのほか、鉄道でもアクセスできます。重要な産業都市だったため、早くからイズミルと結ぶ、イズミル〜ウシャク線が開通していて、今もイズミル・バスマネ駅とウシャク駅の間を急行が走ります。
※切符は現地でのみ購入可能。朝晩一日2本くらい。早朝出て昼過ぎに到着。所要約6時間。

車なら、アフィヨン⇔パムッカレ、またはイズミル⇔アフィヨンの間にあり、高速道路を利用可能です。
主な観光スポット
名物料理








地区
この都市の中心は、Uşak Merkezi です。
基本情報
アクセスと交通 | 飛行機 / 電車 / バス |
空港 | キュタフヤ・ザフェル空港/Kütahya Zafer Havalimanı ※ウシャク空港はあるもののフライトがなく、最寄りはキュタフヤ・ザファル空港。 |
バスターミナル | ウシャク・バスターミナル/Uşak Otogarı |
鉄道駅 | ウシャク駅 / Uşak Tren Garı※クリックすると民間サイトのWEBサイトにリンクします。 |
市内の交通 | ミニバス・ドルムシュ / タクシー |
動画 | |
公式サイト | https://usak.ktb.gov.tr/ |
その他情報 | ー |
ギャラリー
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※参照データ/TUİK,UŞAK İL KÜLTÜR VE TURİZM MÜDÜRLÜĞÜ
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