公開日 2023年4月2日 最終更新日 2023年4月16日
概要
聖書やコーランで語り継がれるノアの方舟がアララト山に漂着したさい、残っていたわずかな食材で作ったお祝いの食事がアシュレ/Aşureです。別名、ノアのプディングとよばれ、小麦、ひよこ豆などの豆類、あんず、いちじくなどのドライフルーツや、ナッツ類などを煮たものです。アシュレとは、10番目を意味するアラビア語「アシュラ/aşura」やヘブライ語の「アソル/Asor」に由来しているとされ、ヒジュラ暦（イスラム暦）で第10番目の月である、ムハッレム月/muharrem ayıまたは、アシュレ月/Aşure ayıの10日目にあたる日を、「アシュレの日」といい、アシュレをいただく風習があります。
小麦、乾燥豆、ひよこ豆 、ドライアプリコット、レーズン、ドライいちじく、いちじく、ザクロ、オレンジの皮、グラニュー糖、牛乳を、前日の夜から仕込み、とろっとした状態になるまで、半日ほどかけて鍋で煮込みます。お皿によそったら、上にナッツ類やドライフルーツをトッピングしていただきます。愛や団結といった意味があるアシュレは栄養満点で、一杯でとても満足感のあるプディングです。
ギャラリー
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