イズニックタイルだらけ!イスタンブールのリュステム・パシャ・モスク
公開日 2022年11月21日 最終更新日 2024年2月13日
概要
イスタンブールの旧市街で最も賑わいをみせるエミノニュ桟橋の目の前には、リュステム・パシャ・モスクがあります。ハリチ湾を見渡せる丘の上に建てられたモスクは、神学校やキャラバンサライ(隊商宿)を備えた複合施設として、1561~1562年に完成しました。
リュステム・パシャは、オスマン帝国第10代皇帝スレイマンの三代目となる大宰相であり、愛娘であるミフリマー(ミフリマーフ)の婿となった人物です。倹約家で知られるリュステムは、ミフリマーに莫大な遺産を残したとも言われます。その出会いの様子は、篠原千絵さんの漫画『夢の雫、黄金の鳥籠』にも登場。ドラマ『オスマン帝国外伝〜愛と欲望のハレム』でも人気の人物でした。
とはいえ、リュステム・パシャの霊廟はここではなく、ミフリマーのモスクでもなく、義兄であるメフメト皇子のために建てられたシェフザデ・モスクに葬られています。
そこまで大きくないモスクですが、内部にはイズニックタイルを贅沢に使われていることで知られています。「ターキッシュ・タイル」として有名なチューリップ柄のタイルのほか、カアバ神殿を描いたタイルなどがあり、青のタイルで彩られたフォトジェニックなモスクは絵になります。
旧市街で最も活気のあるエミノニュにあるので、サバサンドやスイーツなどのグルメや、エジプシャン・バザールでのショッピングとあわせて立ち寄れるスポットとしてもおすすめです。
モスクは、1660 年の火事と1766年の地震で破壊されたドームやミナレットなどが後に修復されています。
基本情報
住所 | Rüstem Paşa Camii:Rüstem Paşa, Hasırcılar Cd. No:62,Fatih,İstanbul,Turkiye |
営業時間 | ー |
その他情報 | ー |
公式サイト | http://www.fatih.gov.tr/rustem-pasa-camii |
アクセス | トラムT1路線エミノニュ(Eminönü)下車、徒歩10分。エミノニュ桟橋徒歩5分。 [地図] |
特典・クーポン | ー |
ギャラリー
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