
トルコ旅行中の食事に気をつけたい!みんなが注意してることとは?
公開日 2025年3月30日 最終更新日 2025年3月30日
チャットやメールでお話をしていると、おおむね10人に1人くらいの割合で、旅行中に体調不良になったという話をお伺いします。
だいたいは腹痛や下痢。原因わからないけど立ってられなくなった、という方も。疲れや緊張もあるかもしれませんが、やはり気になるのは食事。
トルコ料理は素材を大切にするので、私たち日本人にもあう美味しさなのですが、気づかないうちに身体に負担になっていることもあるかもしれません。

私も、けっこうな確率で具合が悪くなります…。
キャッシュレスで対応できる海外旅行保険がマストな私と、トルコ旅行した皆さんがいつも気をつけていることを、まとめてみました。ご参考になれば幸いです。
水

東南アジアと違って、トルコは綺麗好きの国なので、衛生面については管理をきちんとしている国です。水もまぁまぁ大丈夫。水道水の直飲みは全然おすすめできませんが、シャワーの水を間違って飲むくらいは大丈夫そう。
水道水は飲めることになっているので、料理にも使えるようです。ただし、地域などによって品質はさまざまなようなので、ペットボトルの水を使っていることが多い印象です。
屋台だから不衛生ということもないので、水については心配はいらないと思います。
油・バター/マーガリン

トルコ料理は、油やバターをとにかくたくさん使います。元は遊牧民族の国ですから、バターをはじめとする乳製品は料理や食卓に不可欠です。

油は、オリーブオイル、なたね油、ひまわりオイル、ナッツ系オイルなど幅広く使われていて、品質と値段はピンキリ。「安いものはだいたいやばそう」という認識は万国共通かもしれませんね。

例えば、シンプルな朝の卵料理『メネメン』を作るのにも、私が適量と思う三倍ほどの量の油をフライパンに入れて卵を炒めます。
そうしないと「なんか足りない」という味になるみたいです。

特に気をつけたいこととして、安いロカンタや専門店では、当然、使われるのは安い油ということです。昔は、「贅沢にバター使えて羨ましい」と思ったこともありますが、最近では、よりコストの安いマーガリンを使うことが多いようです。

世界有数の物価高になっている現在のトルコで、「安いもの」は当然安い材料になっているため、お財布が許す限り、それなりのレストランとロカンタで食事をすることをおすすめします。
カフェイン

トルコはどちらかと言えば、コーヒーよりチャイ(紅茶)の国。
紅茶に含まれるカフェインの量は多いことで知られていますが、カフェインを摂りすぎると、お腹がゆるくなることや、自律神経のバランスを乱すこともあり、ショップでの商談やレストランなどで勧められるがままに飲むと、体調不良の原因になることも。
トルコで使えるかもしれない、いくつかの対策をご紹介します。
薄めのチャイをオーダー

チャイが重いな、と感じる場合は、
「アチュク・リュトフェン(Açık lütfen)」
「アチュク・チャイ」
とオーダーしてみてください。
「薄くして下さいな」という意味になります。

チャイを作るとき、煮出した紅茶をお湯で割るのですが、お湯の量を増やしてくれます。
ちなみに、濃い茶が飲みたいときは、
「デムリ・チャイ(Demli Çay)」
と言います。
アップルティー

私は元々カフェインが苦手でトルコのチャイが飲めないので、商談等で「チャイ?」と聞かれたら、断ります。それでもしつこい時は(笑)、「アチュク・チャイ・オルスン(Açık Çay Olsun)」と言うか、または、「エルマチャユ・ワルム?(Elma çayı Var mı?)」と聞きます。
エルマチャユ(エルマチャイ)は、アップルティーで、トルコを訪れる外国人になぜか人気みたいです。

トルコ人たち曰く、「なぜアップルティー?変なの」と言いますが、りんごの甘い香りに癒やされるので、女子にはおすすめです。
アップルティー以外にも、ハーブティーの種類は豊富ですが、なかなか商談では言えない雰囲気です…。

お店の人がいい人だと、本物のりんごを使用したアップルティーをオーダーしてくれることも。
相手に「なぜチャイ飲まない?」と理由を聞かれたら、
「カフェイン・アラマム(カフェイン摂れんのや)」
や、
「カフェイン・イステミヨルム(カフェインいらん)」
というと、「あ、そう」みたいな感じになります(笑)。
スパイス・ハーブ

アーユルヴェーダ好きの私、辛いものも大好きですが、胃腸がピリピリすることがあります。スパイスが腸を刺激し、辛いと水を多めに摂取することから、下痢になりやすいとされています。
トルコ発祥のピラフと豆煮込み料理「クルファスリエ」の組み合わせで胃を休めるということは頻繁。

南東アナトリア地域の料理は総じて辛いですが、その他の地域はさほど辛味はありません。それでも、クミンなどのスパイスに慣れていない方は特に注意したほうが良いみたいです。
大きな声では言えないですが、中華料理レストランをホテルの近くに探しておきます。中華料理は間違いないですよね(笑)。
ヨーグルトと乳製品

乳糖が苦手な方にとっては、トルコは酷な国かもしれませんね。私個人が実践していたマクロビオティックでは、乳製品を摂らないこともあり、なるべく食べないように努力しています。
無理ですけど…。

アイランやヨーグルトの前菜が美味で、ケバブにはなくてはならない存在です。言わずもがな、乳製品類は腸活推進派なので、こちらも食べ過ぎには注意したほうが良さそうです。
「少量にして」のトルコ語

これまでお話させていただいた方々の間で共通していることとして、食事については、シェアをして一度にいただく量を少なめにしたり、きちんとした食事は抜いて軽食にしたり、調整する方が多いようです。
「少しずつ食べる」「水は飲みすぎない」「疲れすぎない」
が、トルコ旅行の基本のようです。

ロカンタやレストラン等で何も言わずにオーダーすると、当然、一人前がきます。サンドイッチ系はたいてい、バゲット半分がきます。
「半分にして」→「ヤルム・リュトフェン(Yarım lütfen)」
「1/4にして」→「チェイレキ・リュトフェン(Çeyrek lütfen)」
と言えます。

「半分とか1/4とか、できんの?できないの?」と不安なときは、
「オルル・ム?(Olur mı?)」をつけるといいです。
「半分できんの?」→「ヤルム・オルル・ム?」
「1/4できんの?」→「チェイレキ・オルル・ム?」

ケバブ屋さんやロカンタだと、指差しや「1」という指ジェスチャーで通じるのでトルコ語いらないですが、「一個食べられない」時はぜひ使ってみてくださいね。
楽しくて嬉しい、忘れられないトルコ旅行になりますように。