ヨーグルト発祥の地トルコのヨーグルトドリンク!アイラン

公開日 2023年2月18日 最終更新日 2024年5月24日

概要

アイランは、トルコのみならず、バルカン半島、中東、アジアに至るまで広範囲の国々で飲まれている、甘くない、やや塩味のヨーグルトドリンクです。

チーキョフテ・デュリュムとアイラン

トルコでは、特にケバブキョフテなどの肉料理には欠かせない飲み物で、レストランやロカンタのほか、スーパーや商店にも必ず並びます。世代を超えて飲まれている定着した飲み物で、コーラなどのメジャーな清涼飲料水をも凌ぐ勢いです。

基本のアイランの作り方
アイラン
アイラン

アイランの作り方は、家庭や地域や季節により異なります。アイラン1に対して、水を1〜1.5の割合で入れミキサーにかけます。お好みで塩を入れますが、アイラン500gくらいに対して小さじ1〜1.5程度です。夏は氷を入れることもあり、場合によってはハーブを入れることもあります。

アイランの種類
アイラン
アイラン

アイランにも種類があります。今日一般的なのは、ヨーグルトを水でわるアイランですが、バターを作る過程で出るミルク、いわゆるバターミルクもあります。こちらは”ヤユク・アイラン/Yayık Ayranı”とよばれる、アイランとは味や風味がまた別の飲み物で、バターとアイランを同時に生成することから、こちらのほうが”伝統的なアイラン”とよぶに相応しいかもしれません。

アイラン

ケバブ屋さんやロカンタなどでアイランを頼むと、スーパーなどに並ぶ市販品の「あっさりしたアイラン」が出されます。一度、このバターミルクのような濃厚アイランを飲んでしまうと、確かに、市販のアイランは飲みやすく感じます。

アイラン

濃厚なアイランは、見た目はやや青みがかっているような色で、バターの風味とコクがあり、少し酸味がある感じ。作るのに数日かかるのだとか。他には、マルマラ海地域のバルケシルで飲まれている”ススルルック・アイランSusurluk Ayranı”、地中海地域のアダナでは、”ミシス・アイラン/Misis Ayranıがあり、どちらもハンドブレンダーで泡がたっぷりになるまで泡立てたクリーミーなアイランです。

ギャラリー

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