
ケバブ
公開日 2023年2月9日 最終更新日 2023年5月18日
概要

ケバブは、トルコ語で単数ならケバプ/Kebap(語尾変化してケバブ)とよばれる肉料理の種類の一つで、中東諸国の”カバブ”やインドの”カバーブ”などは、日本でも聞き馴染みのある単語です。ケバブは、中東とその周辺一帯で供されていた、肉・魚・野菜などを直火または石炭や炭火でローストして調理する料理の総称です。古くは、串にさしてグリルする”シシケバブ/Şiş Kebab”として食べられていましたが、トルコ料理では、時代や地域ごとに調理のバリエーションがどんどん豊かになり、現在では100種類以上あるとされています。炭火やオーブンでグリルされた肉料理(牛肉・鶏肉・羊肉)はケバブの原点ですが、”ケバブ”と名はつくものの、じっくり時間をかけて煮焼きした肉料理でも、”ケバブ”と呼ぶことがあります。


味は、”スパイシーなやわらかにお肉”で、キョフテとよばれるハンバーグよりも、肉肉しさがあります。トルコでは、ケバブ料理を専門に提供する”ケバブ屋”があり、ケバプチュ/Kebapçıといいます。日本で”トルコのケバブサンド”として人気の、ピタパンに肉とキャベツをサンドしてソースをかけたものは、”ドネルケバブ”または”ドネル”とよばれるケバブの種類の一つを日本人向けにアレンジしたものです。また、トルコの各家庭では、”マンガル(またはバーベキュー)”といい、アウトドアや家の庭で肉や野菜をやき、仲間みんなでいただくのが定番の行事で、こちらもケバブ料理に通じる風習です。
ケバブのバリエーション










ギャラリー
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