南東アナトリア地域名物!チー・キョフテとは? | トルコグルメ

公開日 2022年6月23日 最終更新日 2023年10月4日

概要
チー・キョフテ

チー・キョフテ(Çiğ Köfte)は、中東一帯で食べられており、トルコでは主に南東アナトリア地域の、アダナシャンルウルファなどでよく食されています。チー=生、キョフテ=肉団子という意味で、生食用に管理された新鮮な牛肉またはラム肉を使った生肉団子です。ブルグル(ひきわり小麦)や玉ねぎ、パセリ、唐辛子とトマトペースト、ミントなどのハーブと一緒にこねて成型して提供されます。

チー・キョフテ

日本では幻となってしまった生肉ですが、スパイスが効いていて食べやすく臭みもなく、一説によるとマグロのタタキよりよっぽど美味なのだとか…。ただ残念ながら、現在は衛生面において提供が禁止されているようで、おそらく、食べられるお店はあまりないか、全然ないかもしれません。隣国イランなどではまだ食べることができ、大変美味しいそうです。

ブルグル・チー・キョフテ

生肉が得意ではない方(←私…)向けに、ひきわり小麦(ブルグル)で作ったチー・キョフテ(Burgur veya etsiz çiğ köfte)もあります。同じくシャンルウルファ発祥とされる料理で、ブルグルとトマトペーストで作ったものです。前菜として、レモンをしぼっていただきます。あっさりしているのでバクバク食べてしまいます。

ブルグル・チー・キョフテ

日本でも作ることはできますが、素材の味が違うためか、本場と同じ味にするのは難しい料理の一つ、と個人的には思います。

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