公開日 2023年1月5日 最終更新日 2023年10月1日
概要
地中海沿いの半島にある小さな街シデ（スィデ）は、海と劇場や神殿のコラボが“映える”街です。シデは紀元前7世紀頃に設立され、その名は古代に使用されていた言語でザクロに由来しているとされます。パンフィリアの重要な港湾都市の一つであったシデは、女神アテナに捧げた都市で、アテナの神殿や硬貨が鋳造されていました。
パンフィリア支配の後は、アレキサンダー大王、ペルガモンと支配下に入り、紀元前1世紀頃には海賊の海軍基地に。この頃は、奴隷売買で潤っていましたが、ローマ帝国によって奪還された後は、オリーブオイルも大いに売買され、最盛期には人口6万人の大都市に成長します。
シデはその後、他部族からの支配を経て、一旦は司教座が置かれたものの、アラブ人の襲撃を受けて壊滅的な被害を被り、シデの歴史は終わりを迎えました。残された数少ない住民らはアンタルヤに移住したため、人々はシデを「旧アンタルヤ」とよんでいたそうです。
シデ遺跡の保存状態はとても良いため、見どころは多数あります。修復を終えたばかりの女神ティケの神殿、列柱が美しい二つの大通り、アポロ・アテナ・メン（月の神）のためにつくられた3つの神殿などがあります。また、シデ遺跡で発掘されたものは、シデ博物館が所蔵・展示しています。
遺跡観光の帰りには、中心部でのショッピングや、港近くのおしゃれなレストランでの食事、カフェやスイーツ店での休憩を。他のアンタルヤ中心部やアランヤや、またはボドルムといった有名リゾート地より”こぢんまり感”がありますが、私はそれが逆に好きです。
無論、シデにも、プライベートビーチを保有する、オールインクルーシブ型のリゾートホテルやビーチが多数あります。
基本情報
| 住所 | Side Antik Kenti:Side Mahallesi Liman Caddesi No:1 Manavgat,Antalya,Turkiye |
| 営業時間 | 8:30-17:00 ※チケット販売は30分前まで ※時期により17:30または19:00になる場合あり |
| 料金 | 300TL ※考古学博物館は130TL別途 |
| ミュージアムカード | 遺跡・博物館どちらも可 |
| その他情報 | ー |
| 公式サイト | https://www.kulturportali.gov.tr/turkiye/antalya/gezilecekyer/side-1 |
| アクセス | シデ中心部に点在。考古学博物館は遺跡入口手前後方にあり。 [地図] |
| 特典・クーポン | ー |
ギャラリー
※この記事は、登録日（最終更新日）時点の取材情報を元に作成しております。実際に訪れていただいた際、スポット（お店）の都合や事情により記載してある記事の内容と差異があることがあります。どうぞご了承くださいませ。
