オスマン帝国皇子執政の都市!マニサ | トルコ旅行

公開日 2024年10月19日 最終更新日 2024年10月19日

地図

地域

地中海地域

人口

1,475,716人(2023年)

標高

71m

市外局番

236

概要
アルテミス神殿/マニサ

マニサは、海には面していないものの、エーゲ海地域にある都市です。トルコ第四の都市イズミルと隣接していて、国内外の企業が多く生産拠点を構えています。歴史的にも、古代リュディアの首都サルディスの近郊にあったことから、古代から重要な拠点でした。

サルディス古代都市/マニサ

オスマン帝国時代には、皇子たちが統治者として経験を積むため、知事として赴任していた地としても知られており、黒海地域にあるアマスヤとともに、「皇子の都市」として知られています。

クラの妖精の煙突(クラドキア)/マニサ

マニサには、古代都市サルディスの遺跡とアルテミス神殿が残されています。また、郊外にあるクラには、カッパドキアのような景観を残す場所があり、「クラドキア」とよばれ、トルコ人に人気の観光スポットになっています。クラドキアは、ユネスコのジオパークに登録されました。

オリーブ畑/マニサ

地中海気候のマニサは温暖な気候で、工業だけでなく農業も盛んです。オリーブのほか、種無しブドウが特産品で、乾燥ブドウ(レーズン)は国内外で高い評価を得ています。また、毎年春に開催される「マニサ・メシル・マンジュヌ・フェスティバル」は、古くから続く伝統行事で、多くの観光客を魅了しています。

旅のプラン

オスマン帝国外伝〜愛と欲望のハレム〜の第一話最初のシーンは、マニサの森から始まります。スレイマン皇帝とその息子メフメトが赴任した都市です。宮殿などは残されていませんが、スレイマン皇帝の母であるハフサハトゥンの病気を直したとされる41種類のハーブやスパイスを調合したペースト『メシル・マジュヌ/Mesir Macunu』のお祭りがあります。

毎年、3月21日〜24日までの間、マニサで開催され、ユネスコの無形文化遺産に登録されています。オスマン帝国時代の衣装を着た地元の人々が祝うお祭りでは、メシル・マンジュヌがまるで餅まきのように、モスクで振る舞われるそうです。これにあわせてプランを立てるのも面白そうですね。

おすすめメーカー

おすすめのメシル・マジュヌは、マニサ・ビルリッキ社です。地元マニサのメーカーさんで、マニサの人からすすめられました。トルコ国内からなら、通販でも購入できます。

マニサ市内の観光スポットは、1522年に建てられたスルタン・モスク、シナンが設計したムラディエ・モスクアーモンドをたっぷりのせるジルベリ・コーヒーがいただけるイエニ・ハン、「泣き岩」と言われるニオベ、マニサ要塞などが見どころです。

クラドキアの奇岩/マニサ

マニサ郊外には、サルディス古代都市とアルテミス神殿、ユネスコジオパークに登録されているクラドキアがあります。

マニサは、イズミルから40km(約2時間弱の移動時間)なので、車であれば日帰り観光も可能です。

主な観光スポット
サルディス古代都市
アルテミス神殿
アクヒサル・パシャ・モスク
スルタン・モスク
アイガイ古代都市
ムラディエ・モスク
名物料理
マニサ・ケバブ
ジルベリ・コーヒー
ネイチャー・スポット
クラの妖精の煙突
ニオベ
名物と名産品
メシル・マジュヌ
マニサの種無しぶどう
オリーブ
地区一覧

マニサの中心部は、ユヌスエムレ(Yunusemre)、シェフザデレル(Şehzadeler)です。

基本情報
アクセスと交通飛行機/バス/鉄道
※飛行機はイズミル・アドナン・メンデレス空港が最寄り。空港リムジンバス(Havaş)あり。
空港
バスターミナルマニサ都市間バスターミナル/Manisa Şehirler arası Otobüs Terminali
鉄道駅マニサ駅/Manisa İstasyonu
※民間の鉄道情報サイトにリンクします。
※YHT運行は計画段階です(2024年時点)
市内の交通バス/ミニバス・ドルムシュ
※詳細はマニサ市交通局参照。
動画
公式サイトhttps://hatay.ktb.gov.tr/
その他情報
ギャラリー
記事一覧

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※参照データ/TUİK,MANİSA İL KÜLTÜR VE TURİZM MÜDÜRLÜĞÜ
※この記事は、登録日(最終更新日)時点の取材情報を元に作成しております。実際に訪れていただいた際、スポット(お店)の都合や事情により記載してある記事の内容と差異があることがあります。どうぞご了承くださいませ。

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