
朝食や軽食に!トマトと卵の「パンのお供」メネメン
概要

メネメン(Menemen)は、トルコでとてもポピュラーな家庭料理。おふくろの味であり、国民食です。特に朝食によく食べられますが、「とりあえず、なにか簡単のでいい?」という料理の定番でもあります。

トルコ料理だから濃そうな雰囲気ですが、実は意外と爽やかな料理。トマトや野菜多めなので、野菜が嫌いな人は食べられないと思うほどです。

バゲットをちぎって、メネメンをすくってぱくっと。これだけで朝ごはん、ブランチ、ランチになり、私一人ならディナーにもなります(笑)。

小さなフライパンで作って、フライパンごと食卓に出すのがポイント。トルコの朝食(カフヴァルトゥ)を提供するお店なら、ほとんどのメニューにメネメンがあります。

日本でも簡単に作れます。
材料(2人分)

トマト(完熟より)中3個
ピーマン1個(ししとう3-5本)
玉ねぎ小1個(なくてもOK)
卵2個
オリーブオイル大さじ2(またはバター大さじ2)
塩コショウ
お好みで : とろけるチーズ、パプリカパウダー、チリパウダー、サラミやベーコン等
作り方

卵は最初に割っておきます(血卵確認のため)。
トマトは皮を剥き、野菜はみじん切りにします。
①フライパンを中火にかけ、バター(オリーブオイル)をとかし、玉ねぎを1分ほど炒めます。
②トマト、ピーマンをいれて、しんなりするまで炒め煮にします。
③まだ形の残るトマトはつぶしてもOK。
④チーズをいれるなら、この時点で入れます。
⑤塩コショウ、パプリカパウダー、チリパウダーを入れます。
⑥最後に卵を加えて軽くまぜまぜ。
※卵加えたら半熟に仕上げるのですぐ火を消し、とろっとした食感に。
⑦フライパンごとテーブルに。バゲットを添えて召し上がれ。

※卵はまぜずに半熟目玉焼き風にしても。
※人によって、日によって作り方は色々。トマトはくし切りにして鍋でじっくり煮て潰したり、夏以外は、トマトを減らしてサルチャ(トマトペースト/パプリカペースト)を加えます。
メネメンが名物の都市

元は、イズミルのメネメン地区が発祥です。と思ってイズミルで食べましたが、イスタンブールで食べたのとあまりかわりませんでした。。基本、どこで食べてもメネメンはメネメン。でも、お店によって作り方や材料が違っていて、興味深いです。

むしろ名を売っているのは、黒海地域にあるサムスン市チャカッル地区のメネメン。地元産のオーガニックなチーズとバターをたっぷり使う、タマネギの入らないメネメンはクリーミー。バターもチーズも100gずつ使い、トマトを入れてから10分煮込むらしく、別次元のメネメンです。
本場に食べに行こう!

野菜もタンパク質もとれて簡単なので、日本滞在中も作りますが、どうしても味が一緒にならないのは、野菜の味がトルコのほうが濃いからなのかもしれません。(イラン人によると、イランのが上らしい)。
ぜひ、トルコでお試しください!