ムーラの高級リゾート地ボドルムと魅力あふれる穴場エリアのミラス | トルコ旅行
公開日 2023年2月2日 最終更新日 2023年10月1日
地図
Google Map:ボドルム/Bodrum ・ ミラス/Milas
概要
ボドルムについて
ボドルムは古代、ハルカリナッソスとよばれる都市で、”歴史の父”である古代ギリシャの歴史家ヘロドトスの出身地とされています。
ヘロドトスによれば、都市を建設したのはドル家で、その後、カリア人とレレッグスがこの地域に定住。紀元前 650 年、メガリア人がやって来て都市を拡大し、その名前をハリカルナッソスに変更した、とされています。
15世紀頃には、ロードス島を本拠地とした誇り高きヨハネ騎士団の重要な要塞ともなりました。ボドルムの名は、城の創設者でもあるヨハネ騎士団の聖ボドルムが由来となっているのだそうです。
ボドルムが人気になったのは、1980年頃からとと、割と近年のこと。元は美しい海を持つただの漁村でしたが、1920年代に流刑に処された一人の男性によってボドルムは一気に人気リゾートの仲間入りを果たします。
男性は、この地のあまりの美しさに惚れこみ、当時の上流階級の仲間にボドルムのすばらしさを力説。1980年代に入り、その噂は諸外国へと広がり、世界中の人が支持する一大リゾート地へと成長しました。今となっては、漁村だった頃の面影も、流刑の地であった面影も、全くありません…。
ボドルムには、洗練されたサービスを提供する高級リゾートホテルやブテイックホテルが多く、オープンテラスのカフェやバー、レストランなどが石畳の道の両側を埋め尽くし、夜遅くまで賑わいを見せています。
漆喰の白壁にブーゲンビリアの花、石畳の道、ターコイズブルーの海。店から流れ聞こえるリゾートムードあふれる開放的な音楽は、エーゲ海の旅気分を一層盛り上げてくれます。
トルコにおける代表的なリゾートとして名が挙がるボドルムは、ブルークルーズのメッカでもあります。トルコ語でグレット/Guletとよばれるガレット船をチャーターまたはツアーに参加して乗り出す海は、ブルーとターコイズブルーの透きとおった海、そして数々の遺跡、です。
ミラスについて
ボドルム・ミラス空港があることで知られるミラス区は、ムーラ市において2番目に広い面積の行政区で、知れば知るほど魅力あふれるエリアです。
北は月の女神アテナ神に捧げられたバファ湖が、南にはターコイズブルーのエーゲ海があり、中央にはフラミンゴや渡り鳥が飛来するトゥズラ湿地帯があります。
エーゲ海沿いはリアス式海岸で、小さな半島には入江や湾が点在していますが、ボドルムやマルマリスといった有名リゾート地に囲まれながら、ほとんど知られていないミラスの海は訪れる人は少なく、穴場的なリゾート地です。
ミラスはオスマン帝国が支配する前、メンテシェ公国の首都が置かれていた場所で、それまでにも古代ギリシャの27の古代都市がおかれるなど、およそ5,000年にもわたる歴史を持つ古い都市です。
そのため、ラッソスやケラモスなど複数の古代遺跡、ミラス中心部の2.5km続くローマ水道橋などの歴史的遺産や遺跡は多数あり、観光資源が豊富です。また、ミラスには、樹齢3,000年ほどのオリーブの木があり、”先祖の木/Milas Ata Ağacı”として近年注目されています。
主な観光スポット
ボドルム
ミラス
名物と名産品
ボドルム
基本情報
アクセス | 飛行機/バス ※最寄りの空港はミラスボドルム空港/Milas Bodrum Havalimanı |
エリア内の交通 | バス/ミニバス・ドルムシュ |
動画 | |
公式サイト | https://bodrum.bel.tr/ https://www.milas.bel.tr/ |
その他情報 | ー |
ギャラリー
記事一覧
※この記事は、登録日(最終更新日)時点の取材情報を元に作成しております。実際に訪れていただいた際、スポット(お店)の都合や事情により記載してある記事の内容と差異があることがあります。どうぞご了承くださいませ。