世界遺産トロイ遺跡の拠点となる街!チャナッカレ

公開日 2022年11月4日 最終更新日 2023年11月15日

地図

地域

マルマラ海地域

人口

559,383人(2022年)

標高

2m

市外局番

286

概要
チャナッカレ戦争ガリポリ史跡/チャナッカレ

チャナッカレはギリシアの対岸にある市で、エーゲ海マルマラ海に接し、ガリポリ半島とアナトリア半島の間にあるダーダネルス海峡(トルコ語:Çanakkale Boğaz チャナッカレ海峡)を有しています。

チャナッカレとダーダネルス海峡地図

気候は温暖な地中海性気候で、山の幸にも海の幸にも恵まれたエリアです。温暖な気候に恵まれたチャナッカレでは、ブドウとワイン、オリーブとオリーブオイルが名産で、イワシなどの魚料理も豊富です。

勝利のシンボル(ストップ・メッセンジャー像)/チャナッカレ

オスマン帝国以降、ギリシアに最も近いチャナッカレは、幾度となく戦いの舞台となってきました。第一次世界大戦において、イギリス率いる連合軍を、ケマル・アタテュルク率いるトルコ軍を撃退。

チャナッカレ戦争ガリポリ史跡/チャナッカレ

両国における犠牲者は50万人にも及び、特に連合軍側の犠牲者数は多大なものとされ、チャーチル首相が引責辞任に追い込まれた、歴史的な戦いの舞台です。その後、ギリシャ軍をも撃退した記念すべき場所として、トルコ人にとっては特別な場所であり、勝利を誇るモニュメントや慰霊碑などがあります。

モラッビン広場にあるトロイの木馬像/チャナッカレ

また、観光の中心となっているのは、かの有名なトロイ遺跡です。現在も発掘が進められ、発掘された品々を所蔵するトロイ博物館も2019年より開館し、注目を集めています。チャナッカレ市内中心部に設置されたトロイの木馬像は、映画『トロイ』で実際に使われ、チャナッカレ市に寄贈されたもの。遺跡にある木馬より断然リアルです。

旅のプラン
トロイ遺跡/チャナッカレ

チャナッカレのハイライトはやっぱりトロイ遺跡。中心部から少し離れた場所にあり、トロイ遺跡のあるテヴフィキイェ村までミニバス/ドルムシュ乗り場)行き、さらにミニバスでトロイへ向かいます。博物館もあるので、夕方近くに市内に戻ってくることになると思います。

チメンリキ要塞/チャナッカレ

チャナッカレ中心部では、海沿いにあるチメリンキ要塞モラッビン公園にあるトロイの木馬像などが見どころです。中心部にある桟橋から船で対岸のガリポリ半島に渡って、お散歩しながら城塞を見学したりシーフードレストランでランチを食べるのも◎。晴れている日は景色が最高です。

主な観光スポット
中心部
チメンリキ要塞
モラッビン広場
クロックタワー
キリトバヒル城
郊外
アッソス古代都市
チャナッカレ戦争ガリポリ史跡
ボズジャアダ(テネドス島)
名物料理
チャナッカレの市場にて/チャナッカレ

港町チャナッカレは、農産物だけでなく海産物が特に豊富で、ここでしか食べられないレアな料理が多いのが特徴です。中でもイワシ料理や魚料理が有名で、塩漬けいわし(Tuzlu Sardalya)、魚のピラフ(Lüfer pilavı)などがあります。ほかにも、小麦やナスやトマトなどをナゲット状にしたトゥンビ(Tumbi)、チーズヘルヴァ(Peynir Helvası)などがおすすめです。

ネイチャー・スポット
カズ山(イダ山)
地区一覧

チャナッカレの中心部は、チャナッカレ/Çanakkale Merkeziです。

基本情報
アクセスと交通飛行機/電車/船
空港チャナッカレ空港/Çanakkale Havalimanı
バスターミナルチャナッカレ・バスターミナル/Çanakkale Otogar
鉄道駅YHT駅開業予定あり(2022年11月現在)
桟橋複数あり/イスタンブールから直通なし
※詳細はチャナッカレ市営チャナッカレ・ゲスタシュ・フェリー/Çanakkale Gestaş
市内の交通バス/ミニバス・ドルムシュ
動画
公式サイトhttps://canakkale.ktb.gov.tr/
その他情報
ギャラリー
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※参照データ/TUIK,ÇANAKKALE KÜLTÜR VE TURİZM MÜDÜRLÜĞÜ
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