ヒッタイト帝国の首都!ボアズキョイ(ハットゥシャ)遺跡

公開日 2022年9月16日 最終更新日 2024年9月18日

概要
ハットゥシャ遺跡/チョルム

ヒッタイト帝国の首都ハットゥシャは、現在の黒海地域チョルム市ボアズカレ区ボアズキョイ地区にあります。紀元前14~13世紀頃、最盛期のハットウシャ遺跡の周囲には、周囲6キロの城壁が築かれていたとされます。後にさらに城壁が増築され、ハットゥシャは二重の壁に守られていた難攻不落な城塞都市だったとされています。1986年にユネスコ世界遺産リストに登録されています。

見どころ
軍神の王の門
ライオン門

首都を囲んでいた城壁にはいくつかの門があり、最も有名なものは、遺跡の南西部にあるライオン門です。獅子の彫刻が描かれたこの門はハットゥシャ遺跡の象徴となっています。他には、軍神の王の門スフィンクスの門があります。

トンネル
謎の緑石

門や城壁の他に、ガイドブックにはあまり掲載されませんが、地下通路(トンネル)や、謎の緑の石も見どころの一つとなっています。しばらくの間、ハットゥシャ遺跡にはただの草原だけが広がっている、という状況でしたが、ヒッタイトの城壁の一部が復元され、少しだけ当時の雰囲気を知りやすくなりました。

復元されたハットゥシャの城壁

難攻不落とされていたハットゥシャは、歴史の舞台から突然消えてしまったことで知られます。その原因が地震や火事や伝染病といった災害なのか、または、宇宙人にさらわれたのではないか、といった都市伝説的な噂も絶えません。真相が明らかになる日が待ち遠しいものです。

ボアズキョイ博物館とアナトリア文明博物館

ハットゥシャ遺跡に隣接するボアズキョイ博物館は、ハットゥシャ遺跡で出土した発掘品を所蔵・展示しています。見どころの一つとして、ご紹介した3つの門のうちの一つであるスフィンクスの門が展示されています。こちらは海外に持ち出されていたものを、文化観光省の依頼により戻されたものです。

アナトリア文明博物館/アンカラ

ヒッタイト帝国時代の支配下であった各都市から出土した発掘品の数々は、各地の博物館が所蔵・展示しています。また、アンカラにあるアナトリア文明博物館は、ハットゥシャ遺跡の出土品を数多く所蔵・展示しており、別名”ヒッタイト博物館”と称されていて必見です。

基本情報
住所Hattuşas:Merkez,Boğazkale,Çorum,Turkiye
営業時間8:30-19:30
料金50TL
※博物館は20TL別途
ミュージアムカード
その他情報・ハットゥシャ遺跡とボアズキョイ博物館に入場できます。
・隣接するヤズルカヤ神殿遺跡も必見。
公式サイトhttps://kvmgm.ktb.gov.tr/TR-44427/hattusa-bogazkoy—hitit-baskenti-corum.html
アクセスチョルム市中心地から車で約1時間半。最寄りの空港はサムスン市です。
[地図]
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