トルコのユネスコ世界遺産 | ブルサのジュマルクズック

公開日 2021年8月18日 最終更新日 2023年6月12日

概要

ジュマルクズックは、ブルサ市ユルドゥルム区にあります。オスマン帝国初期に建てられた家々が約180軒残されており、2014年、ブルサの街とともに、『ブルサとジュマルクズック:オスマン帝国発祥の地』として、ユネスコ世界遺産リストに登録されました。伝統的な建物の一部は、改装され、レストランやホテルとして利用されています。

ジュマルクズック/ユルドゥルム・ブルサ

オスマン帝国が1326年にこの周辺一帯を支配し始めると、ジュマルクズックはよき拠点となり、多くの人々が住み始めます。ジュマルは”金曜日の”、クズックは”赤”を意味します。金曜日には、この村に周辺の村の人々が集まって金曜礼拝を行っていました。また、この辺り一帯が山の麓の急斜面と谷に挟まれていた地理的背景から「クズクズック」と呼ばれていたこともあって、ジュマルクズックとよばれるようになったようです。

旅のプラン
ジュマルクズック/ユルドゥルム・ブルサ

ジュマルクズックでは、散策と朝食をとるのがおすすめです。できれば歩きやすいサンダルやスニーカーで、石畳の道の両脇に並ぶ家々やショップを見て歩きます。歴史ある家々は、「今にも崩れそう」と心配になることもしばしばですが、窓枠に飾られた緑や花々や猫たちに癒されたりします。土産物屋では、ジュマルクズックの名入りのグッズのほか、手作りの手芸品などを購入できます。特に、小さな村で販売されている手芸品は、都市で購入するのと比べて格段に品質が良いため、お土産におすすめです。

ギョズレメ作り/ジュマルクズック・ブルサ

ジュマルクズックに限らず、トルコの村々でいただく朝食は、素材が新鮮でとにかくおいしいことで知られます。アンネ(お母さん)たちが焼くトルコのクレープ・ギョズレメや、味が濃い野菜、世界一おいしいパン、村で作られたチーズ、トルコのオリーブは格別なおいしさです。

基本情報
アクセス地下鉄Bursa Hacivat駅近くにあるバス停から、D10番HAMAMLIKIZIK行きに乗車。1時間に一本程度。所要時間:45分/5リラ程度。ブルサカードが利用可能。詳しくは、Burılaş(ブルサ市交通局)公式サイトへ。
動画
公式サイトhttps://www.kulturportali.gov.tr/turkiye/bursa/gezilecekyer/cumalikizik-koyu
その他情報
ギャラリー

※ユネスコ世界遺産の日本語名は、日本ユネスコ協会連盟の公式サイトを参照しています。
※この記事は、登録日(最終更新日)時点の取材情報を元に作成しております。実際に訪れていただいた際、スポット(お店)の都合や事情により記載してある記事の内容と差異があることがあります。どうぞご了承くださいませ。

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