トルコ旅行基本情報
公開日 2022年12月4日 最終更新日 2023年10月3日
一般情報
項目 | 内容 |
国名 | トルコ共和国/Republic of Turkey(Türkiye) |
面積 | 780,576平方km/日本の約2倍 |
人口 | 84,680,273人(2021年トルコ統計庁) |
首都 | アンカラ |
言語 | トルコ語/公用語 ※南東アナトリアでは、クルド語、アラビア語も。 |
宗教 | イスラム教(スンニ派、アレヴィー派)99% ※ギリシャ正教徒、アルメニア正教徒、ユダヤ教徒など1%未満。 |
祝祭日 | 詳細は【祝日/休暇/イベント】へ。 |
国番号 | +90 |
時差 | JST-6時間 ※サマータイムなし |
旅の基本データ
項目 | 内容 |
通貨と単位 | トルコ・リラ(Türk Lirası/TL/YTL) 紙幣:200TL,100TL,50TL,10TL,5TL 硬貨:1TL,50Kr,25Kr,10Kr,5Kr,1Kr ※クルシュ/Kuruş |
為替レート | 1TL=7.3円(2022年12月現在) ※米ドルやユーロが利用できることが多く、逆に歓迎されることも。 ※出国時に外貨へ両替する歳、入国時に両替した為替伝票(Exchange Slip)の提出を求められることがあるため、出国するまで保管すること。 ※Döviz(ドヴィズ)=両替所 |
クレジットカード | 都市部のスーパー、カフェ、ホテル、バザール、土産物屋などではクレジットカードが利用可能。ただし、ロカンタ(大衆食堂)や個人商店などでは利用不可が多い。都市部以外では現金のみのことが多いため、入店時に確認を。JCBは取扱店が少ない。 ※クレジットカード利用時はスキミングなどに注意し、レシートの金額も必ず確認を。レシートも捨てずに持ち帰ること。 |
プラグと電圧 | 電圧:220V 周波数:5GHz プラグ:C,B,B3,SE(地域やホテルによる) ※おおむねCタイプが多い ※220Vモードに対応する電子機器や充電器または変圧器が必要。 ※トルコの電気屋さんでプラグや充電器は購入可能。 |
水 | 飲用おすすめしない ※原則ミネラルウォーターを。シャワーなどで少し口に入っても下痢になることはほぼありません。 |
気候 | 地域による。温暖な地中海性気候、寒暖差激しい大陸性気候など。詳しくは【トルコの地域】へ。 |
公共施設の時間と休日 | 日本とほぼ同じ。 ※郵便局(PTT/ペーテーテー)、銀行ともに9:00-17:00でランチ時間は窓口が閉まります。ATMは通りや店舗内にあり都心では夜も営業しています。ただし、窓口は不規則に営業するため注意。 ※博物館は原則月曜定休。 |
病院 | 公営と私営があり、公営はトルコ国民が無料で受診できる。外国人は私営を利用し、私営のほうが医療レベルが高い傾向にあるものの、請求費用も高額。必ず海外旅行保険に加入し、キャッシュレスまたはクレジットカード払いで受診可能なトルコの病院を保険会社にて事前にご確認を。 |
チップ | ガイドブック等ではチップ文化なしと掲載あるも、実際は、ツアーガイド、運転手、ホテル、タクシー、レストラン、ハマムでは払うのがスマート。TLの通貨価値が下落していることを考慮すること。この他、サービスエリアや観光地の公共トイレは1TLの利用料が発生するため、コインを持っておくと便利。 【目安】 ツアーガイドと運転手:100TL/1日 ホテル:10TL/1回 タクシー:お釣り不要などで対応。 ハマム:10TL/1回 ※公共交通機関内や路上で金品等を求める貧しい方々もいるが、非ムスリムおよび観光客は関わらなくてOK。 |
税金 | 日本での消費税にあたる付加価値税(KDV)は8〜18% ※5,000万トルコリラ以上の買物をした場合は払戻対象、出国後申告が必要。詳細は、トルコ大使館文化広報参事官室公式サイトでご確認を。 |
飲酒喫煙 | 18歳以上 ※敬虔なイスラム教徒が多い地方(都心以外)では飲酒は控えるほうがベター。または飲酒場所に気遣いが必要。 ※ミグロス等の外資系スーパーでアルコールを入手可。ビール、ワイン、蒸留酒ラクなど。 ※メイハーネ(Meyhane/居酒屋)やレストラン、バーでアルコールメニューの提供あり。 ※飲酒・喫煙については、お店やホテルのルールに従うこと。違反すると罰金支払いとなることあり。 |
トイレ | 洋式が一般的。 サービスエリアや田舎などでは、和式のようにしゃがむトルコ式トイレ(スクワットトイレ)がある。日本とは逆にしゃがむ。バケツの水を汲んで洗い、流す。フラッシュは近くの紐をひっぱって流すか、タンクのボタンを押下する。ない場合はバケツの水で流す。ペーパーが備え付けの場合はビデ後の手拭き専用。紙は流さず備え付けのゴミ箱へ。 ※トルコおよび中東では清潔が重んじられ、ビデは古くから利用されており、左手で洗い流す。 ※どうしても流れない場合は、水栓が開いていないか、バケツに水を汲んでタンクに入れて流すしかない。 ※ビニール袋と除菌ウェットを持ち歩く事必須。 |
各主要交通と通信
項目 | 内容 |
航空会社 | ターキッシュ・エアラインズ(Türk Hava Yolları/TK/THY) ペガサス航空(Pegasus Hava Yolları/PC/PGT) アナドル・ジェット(Anadolu Jet/TK/THY) オヌル・エアー(Onur Air) サン・エキスプレス(Sun Express/XQ/SXS) ※ナショナル・フラッグはターキッシュ・エアラインズ。 成田/羽田/関空からイスタンブールまで直行便あり。 (関空は2023/12/12より再就航予定) |
バス会社 | バス大国トルコでは、都市ごとにバス会社あり。 詳細は【都市間バス(長距離バス/高速バス)】へ。 |
通信会社 | テュルクセル(Türkcell) ボーダフォン・テュルキエ(Vodafon Türkiye) |
出入国情報
項目 | 内容 |
ビザとパスポート残存期間 | 90日以内の観光・商用目的の渡航であればビザ免除。 但し、あらゆる180日の期間内で最大90日を超える滞在は不可。 日本以外のパスポート:トルコ共和国外務省のWEBで確認要。 渡航前に必ずトルコ大使館にお問合せを。 (Tel:03-6439-5700(代表)から音声案内) ※トルコ大使館 文化広報参事官室 トルコ外務省公式サイト ※上記90日以上の滞在:滞在許可証(イカメット/İkamet)必要。 詳細は在トルコ日本国大使館公式サイト でご確認を。 |
入国時の持込制限 | 紙タバコ:600本、葉巻:50本 茶葉:500g 通貨:5,000USD相当額以上のTLは不可 ※詳細は、トルコ大使館文化広報参事官室公式サイトでご確認を。 |
日本帰国時の 免税範囲と禁止品 | 携帯および別送品を含めた免税範囲は、税関公式サイトで。 トルコからの加工品含めた肉類の持込については禁止。 最新の情報は農林水産省管轄の動物検疫所公式サイトにて。 |
その他
項目 | 内容 |
緊急連絡先 | 警察:155 消防:110 救急:112 日本国大使館(アンカラ):+90-0-312-446-0500(代表) 日本国総領事館(イスタンブール):+90-0-212-317-4600 ※トルコ国内では、0から発信。 |
その他 | 下記参照 |
モスクでは、大声や笑い声、礼拝している方を間近で撮影することはマナー違反。また、女性はスカーフを被るのがルールのため、入口にあるレンタル品を拝借するか、またはご自身のスカーフ等を被って入場すること。
- 詐欺が多く横行しています。向こうから話しかけてくる場合はほとんどが詐欺にあたるため、「No」とはっきり断ること。
- 流しのタクシーで向こうから声をかけてきた車には、絶対に乗車しない。
タクシーについてはこちら。
伝統的な特産品絨毯のイメージ悪化につながっています…。
女性一人旅は可能で、他イスラム教国のように制限されることなく、安全に旅することができます。ただし、犯罪等に巻き込まれる案件が過去に複数件起きているため、夜間含め誘われての外出や人気のないエリアにはご注意ください。
テロは少なくなってきていますが、皆無ではなく、特に、人が集まる繁華街や新市街で多いため、ご注意を。レベル1以上の渡航注意情報が発出されているエリアが多くあります。出国前にたびレジに登録し、最新の情報を受け取ることをおすすめします。
日本との関係性
日本・トルコ関係は、1890年のエルトゥールル号事件(1887年に小松宮彰仁親王同妃両殿下が欧州訪問の帰途にオスマン帝国を公式訪問したことに対する答礼として、アブデュル・ハミト2世が特使としてオスマン提督を日本に派遣した際、エルトゥールル号が帰路、紀州・串本沖で沈没。乗組員581名が死亡したが、日本側官民あげての手厚い救護により69名が救助され、日本の巡洋艦によりトルコに送還された事件)以降、歴史的に友好関係にある。また、1985年3月、イラク・イラン戦争の中、テヘランで孤立した邦人を救出するためにトルコ政府がトルコ航空の特別機を派遣した出来事も、両国の友好関係の象徴的出来事となった。
外務省公式サイトより
トルコでは、エルトゥールル号遭難事件について教科書にも掲載されているため、日本に悪いイメージを持っているトルコ人はほとんどいません。両国は地震大国であるため、互いに救援隊を援助しあっています。また、勤勉で手先が器用であること、信心深いこと、民族のルーツが中央アジアのモンゴル近辺であることなど、日本とは多くの共通点があり、世界でも指折りの親日国です。
旅行前に知っておきたいこと
※この記事は、登録日(最終更新日)時点の各官庁(在京トルコ大使館/トルコ共和国大使館 文化広報参事官室/在トルコ日本大使館/在イスタンブール総領事館/トルコ外務省/外務省および海外安全情報ページ/農林水産省/財務省税関)の公式WEBサイト掲載情報を元に作成しております。トルコ渡航にあたり必ず最新情報を各WEBサイトにてご確認の上、ご出発ください。