
トルコのリゾートまとめ
公開日 2022年4月15日 最終更新日 2023年5月24日
概要
海外のビーチでヴァカンスと聞いて初めに思い浮かぶのはハワイやグアム、それにバリやモルディブではないでしょうか。そこには、透き通った青い海、ビーチ、高級ホテルやロッヂ、おいしい料理とお酒、温かな気候、開放的な空と海があります。対するトルコはといえば、ヨーロッパの人々にとってヴァカンスの旅先の重要な選択肢の一つになっているものの、日本ではまだまだ知られていません。COVID-19流行後の“ワーケーション”の旅先として、夏の休暇先として、息抜きのリゾート旅として、トルコのリゾート地をご提案します。

トルコは、マルマラ海、エーゲ海、地中海、黒海と、4つの海に囲まれており、国際環境認証であるブルーフラッグ認証を受けているビーチは500以上あります。その中でも、やはりおすすめはエーゲ海と地中海です。“ターコイズコースト”と称される海岸は、深いブルーとエメラルドグリーンの2層になり、初めて訪れた人を感嘆させます。


ビーチにはパラソルが花開き、国内外から多くのヴァカンス客が訪れます。そして、地中海性気候の穏やかな空の下にあるのは、白壁と色彩豊かな花に彩られた木窓の建物や、石畳の路地、くつろぐ猫たちです。

それだけではありません。トルコは世界三大料理の一つで、レパートリーが豊富です。スパイスの香りが食欲をかきたてられながらメニューを見れば、オリーブオイルの前菜から始まり、肉、魚のメインが並びます。肥沃な国土で育った野菜はどれも味が濃く主役にもなります。チーズやヨーグルトはお手の物です。

イスラム教の国ながら、お酒も飲むことができるのがトルコのいいところです。アニスの香りがする蒸留酒ラク、トルコの地ビール、ウルラやカッパドキアのワイン、カクテルもあります。


トルコには、グレットとよばれるガレット船があります。仲間で数日〜一週間貸し切って遊ぶプランは、ブルークルーズと称され、ヴァカンスの定番になっています。または、オールインクルーシブプランに対応しているホテルに心ゆくまで滞在し、ワーケーションを楽しむことができます。ビーチは多数ありますが、中でもおすすめのリゾート先をピックアップしてみました。
エーゲ海のリゾート地

トルコ第4の都市イズミルでの都市観光や、エフェソスやペルガモンなどの世界遺産登録の遺跡があるのが魅力です。ギリシャの島々にもっとも近いエリアで、マルマリスから出航している船でギリシャの島々のクルーズが可能です(事前申込要)。エーゲ海リゾートの中心的役割を担っているのは、ムーラ市です。ムーラには、100を超えるブルーフラッグ認証を受けたビーチがあります。
イズミル




アイドゥン


ムーラ
地中海

地中海のリゾート地は、アンタルヤ市とメルシン市です。特にアンタルヤは、欧米、ロシア、中東において人気のヴァカンス先の一つとなっていて、アンタルヤの夏のヴァカンス客数はイスタンブールの観光客数に並ぶとされるほどです。ブルーフラッグ認証を受けたビーチはトルコ最高となる200超。ビーチの背後には、国立公園に指定される山々がそびえていて、冬はスキー場として利用されます。また、アンタルヤがあるテケ半島には、リュキア古代遺跡が点在していて、リュキア古道トレッキングも人気です。アンタルヤは年間300日の晴天があることから、トルコ国立天文台が設置されていて、オリンポス山からの絶景も人気の理由の一つです。
アンタルヤ
黒海
ロシアやウクライナの対岸となる黒海地方は、年間を通して温暖で降雨量が多く、特に夏はゲリラ雷雨も発生する黒海気候です。黒海沿岸のすぐ背後には、2,000〜3,000m級の山々がそびえ、海沿いは断崖が多くビーチは少ないイメージ。ですが、西〜中央黒海地方にかけて、ブルーフラッグ認証を受けたビーチが多数あります。また、近年では、イスタンブールに近い西黒海地方バルトゥンのアマスラが、イスタンブールっ子の週末の滞在先として人気です。
※この記事は、登録日(最終更新日)時点の取材情報を元に作成しております。実際に訪れていただいた際、スポット(お店)の都合や事情により記載してある記事の内容と差異があることがあります。どうぞご了承くださいませ。