中世アナトリアの木造列柱モスク | トルコ世界遺産

公開日 2023年10月13日 最終更新日 2023年10月13日

概要
ハビビ・ネッジャール・モスクと霊廟/アンタキヤ・ハタイ

トルコには、モスクの数が約9万もあるといわれています。最古のものだと638年にアラブ人によって建築されたハタイ市のハビビ・ネッジャール・モスクが、トルコ領土において初めて建設されたモスクだとされています。

ウル・モスク/アフィヨンカラヒサル

トルコには、アラブ人の占領下で建てられたモスク、大セルジューク朝(地方政権であったルーム・セルジューク朝含む)、オスマン帝国、トルコ共和国と、それぞれの時代において建設されたモスクや教会を改築したモスクがあり、時代ごとに異なる特徴は大変興味深いものがあります。

アヒ・シェラフェッティン(アルスランハーネ)モスク/アンカラ

今回世界遺産として登録されたのは、大セルジューク朝(ルーム・セルジューク朝)に、アフィヨンカラヒサルエスキシェヒルアンカラコンヤ、カスタモヌに建てられた5つの木造モスクです。

エシレフォール・モスク/コンヤ

杭を一本も使わずに建てられたモスクや説教壇、石やレンガの外壁、立ち並ぶ木造列柱、柱や梁に描かれた装飾、室内に設けられた井戸(噴水)、単一の石造りのミナレットなどが特徴です。

登録された5つのモスク
アフィヨンからヒサル・ウル・モスク

エーゲ海の山側に位置するアフィヨンカラヒサル(通称アフィヨン)にあるウル・モスクは、13世紀に建てられたセルジューク朝のモスクです。

アヒ・シェラフェッティン(アルスランハーネ)モスク

アンカラ旧市街ウルス地区にあるアルスランハーネ・モスクは、霊廟にあるライオン像があることから名付けられました。

エシレフォール・モスク

セルジューク朝に建設された木造モスクとしては最大規模を誇る、コンヤ郊外にあるモスクです。柱や梁に施された装飾に注目です。

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おすすめはエシレフォール・モスク

こういった古いモスクに入ると、今はEU加盟を目指すトルコでも、「元々中央アジアからきた民族だったな」と氣が付かされます。雰囲気が神社仏閣にすごく近い氣がしますが、皆さまはどうお感じになるでしょうか。

エシレフォール・モスク/コンヤ

どれか一つ尋ねるのなら、規模が大きめで装飾も美しい、コンヤのエシレフォール・モスクが一番おすすめです。

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