ボスポラス海峡をお得にクルーズ!ヴァプル | イスタンブール
公開日 2023年7月26日 最終更新日 2023年8月2日
概要
ヴァプルは、いわゆる海上バスです。ボスポラス海峡、金角湾と海に囲まれるイスタンブールでは、慢性的な渋滞を回避して移動できる貴重な市民の足。ボスポラス海峡トンネルを通過するマルマライ、BRT”メトロバス”が開通する前は、朝晩の通勤客や日中の買い物客で混雑していました。
代替機関が開通した今もなお、失われることなく、利用する人は多く、特に、観光客には、お得なボスポラス海峡クルーズとしても利用できちゃいます。イスタンブールを旅するなら、一度は乗船してみたい、ヴァプルについてまとめてみました。
ヴァプルには、複数の路線があり、おすすめはボスポラス海峡の北へ向かう路線と、南のアジア側のカドゥキョイへ向かう路線です。
ボスポラス海峡クルーズとして使える路線
【到着地:ヨーロッパ側】
エミノニュ〜ルメリ・カバウ
エミノニュ〜サルイェル
【到着地:アジア側】
ユスキュダル〜アナドル・カバウ
※ルメリ・フェネリ行きのヴァプルはありません。サルイェルから150系統の市バスに乗車し、約2時間で到着します。
目的地はこんな場所
ルメリ・カバウ
ヴァプルで行ける、ヨーロッパ大陸側のボスポラス海峡最北端となる桟橋がルメリ・カバウです。エミノニュとオルタキョイから、一日7便ほど運行されています。エミノニュから、所要時間2時間ほどのなかなかの長旅。緑が多い雰囲気は、オスマン帝国ごろのボスポラス海峡を思わせる雰囲気で、通常の観光では見ることができない景色です。
ルメリ・カバウから徒歩10分の場所には、”アルトゥンクム・ビーチ”があります。もし車で来れるのなら、北側のヤウズ・スルタンセリム橋近くにもビーチ(写真)があります。
※往復の時間は、シェヒル・ハトラルのWEBサイトやアプリで確認できますが、当日の状況については現地で必ずご確認ください。
サルイェル
ルメリ・カバウのすぐ南に位置するサルイェル桟橋には、別荘地らしい家々が並びます。サルイェル地区の中心であることから、ショップ、レストラン、カフェが多くあり、帰りの便までの数時間の滞在は過ごしやすい場所です。エミノニュ、カドゥキョイ、カバタシュから一日10便以上が航行し、所要時間は2時間弱です。
※往復の時間は、シェヒル・ハトラルのWEBサイトやアプリで確認できますが、当日の状況については現地で必ずご確認ください。
アナドル・カバウ
ヴァプルで行ける、アジア大陸側のボスポラス海峡最北端となる桟橋がアナドル・カバウです。私のイチオシ桟橋です。ボスポラス海峡の北端ということで、なかなかの秘境です。行く前には少し勇気がいりますので、何度も往復の時間を確かめたりして。
いざ行ってみれば、ヨロス城からの眺望はすばらしく、晴れていると黒海をうっすら見ることができます。カフェやレストラン、ショップもほどよくあるのですが、折返しの便までの時間が2時間もないので、あまりのんびりはできません。ユスキュダルから3便のみ航行し、所要時間は1時間半ほどです。
※往復の時間は、シェヒル・ハトラルのWEBサイトやアプリで確認できますが、当日の状況については現地で必ずご確認ください。
【おすすめ!】エミノニュ〜カドゥキョイ線
ヴァプルに乗船して行くことができるエリアは多数あるのですが、私が個人的にいつもいつも利用するのは、エミノニュ〜カドゥキョイ線です。
カドゥキョイは、こちらの記事でご紹介している通り、「暮らすように旅する」ことが好きな人にとっては、ショッピングやグルメにおすすめのエリア。メジャーな観光地はハイダルパシャ駅くらいしかありませんが(失礼…)、旧市街でも新市街でもユスキュダルでもない、カドゥキョイならではの雰囲気を楽しめます。
ボスポラス海峡クルーズとの違い
初めてクルーズ船に乗船するなら、ヴァプルよりもボスポラス海峡クルーズ船のほうがおすすめです。日本のように親切丁寧ではありませんが、音声ガイドが流れます。それに、利用しているのは観光客のみ。イスタンブールの、アジアとヨーロッパの間の海を漂う雰囲気に酔いしれることができ、一度は乗っておきたいものです。
ヴァプルは、市民が多く利用します。平日の朝晩は大変混雑しますが、日中利用者は少なめ。土日は、甲板のベンチが埋まってしまうことがありますが、平日は空いています。ヴァプルのよいところは、クルーズ船より安い運賃で、同じルートまたはさらに遠くまで行けるところ。雰囲気が楽しめれば、音声ガイドはなくても大丈夫、という感じさえします。
ユスキュダルを出発し、2番目のボスポラス海峡大橋を通り、その先へと向かうヴァプルは、ボスポラス海峡クルーズの代替えとなるだけでなく、ツアーでは見ることができない、イスタンブールの魅力に出会うことができます。
乗船するさいは、必ず帰りの時刻も窓口で確認しましょう。アナドル・ヒサルなどの近場だと、通勤専用運行のため、エミノニュ発が夕方しかないことが多々あります。
ギャラリー
※この記事は、登録日(最終更新日)時点の取材情報を元に作成しております。実際に訪れていただいた際、スポット(お店)の都合や事情により記載してある記事の内容と差異があることがあります。どうぞご了承くださいませ。