トルコのハンバーグ(肉団子)キョフテ
公開日 2023年2月9日 最終更新日 2024年5月4日
概要
キョフテ(Köfte)は、中東からギリシャにかけての広いエリアで食べられている、スパイスの効いたハンバーグ(肉団子?)です。トルコでも日本同様、国民食で、家庭はもちろん、ロカンタ(大衆食堂)やレストランでも大定番メニューです。
キョフテジ(Köfteci)とよばれるキョフテ専門店は、トルコ中、いたるところにあります。
キョフテの作り方は、ひき肉、玉ねぎ、卵、パセリ、サルチャ(トマトソース)、にんにく、クミン、パプリカパウダー、唐辛子パウダーなどのスパイス、塩、パン粉などをまぜてねかせ、俵型、丸、平らなどに整形し、多めの油か、またはグリルで焼きます。
地方によっては、茹でる場合もあります。ブルグルピラウ(小麦から作ったお米のようなピラフ)やピラウ(ピラフ)、トマトやビベル(ししとうやピーマン)、ポテトと一緒にいただくのが定番ですが、バゲットに挟むサンドイッチスタイルもあります。トルコ人が大好きなBBQのメニューの定番でもあったりして。
スパイス・バザールなどで、「キョフテ用のスパイスをください」と頼めばその場で調合してくれます。または、スーパーでもキョフテ用のミックススパイスがあり、どちらもお土産におすすめです。日本で簡単にトルコの味を再現でき、思い出が蘇る感じが楽しいですよ。
キョフテのバリエーション
トルコでは、地域または家庭ごとに、〇〇キョフテと名のつくオリジナルのキョフテはたくさんあります。日本のハンバーグもアレンジが自由であるように、トルコのキョフテもまた同じ。とてもすべてはご紹介できませんので、特に有名なキョフテをいくつかご紹介します。
余談ですが、トルコのマクドナルドには、ダブルキョフテバーガーがあります。ダブルチーズバーガーとは別に、キョフテ用のスパイスを使った、トルコオリジナルメニューです。確かに、パテの味が違います。このほか、キョフテのラップサンドも販売されていることがあるようなので、機会があればのぞいてみてください。
ギャラリー
※この記事は、登録日(最終更新日)時点の取材情報を元に作成しております。実際に訪れていただいた際、スポット(お店)の都合や事情により記載してある記事の内容と差異があることがあります。どうぞご了承くださいませ。