アンタルヤの風光明媚なリゾート地ケメル区 | トルコ旅行
公開日 2023年1月4日 最終更新日 2024年3月27日
地図
概要
アンタルヤ市中心部から海岸沿いを南西に40kmほど車で走ったところにあるケメル区は、ターコイズブルーの海と、聖なる山に囲まれるリゾート地です。
ケメルからムーラ市までのテケ半島は、リュキア連邦があった場所です。リュキア遺跡の一つであるファセリスが、紀元前690年に設立されたことがケメルの歴史は始まりとされ、他遺跡の発掘調査からも、長い間ケメル周辺は重要な港湾都市として利用されていたことがわかっています。
現在のケメルは陸路も整備されたものの、それまでは海からのみアクセスが可能でした。ケメルの海には、マリーナと、ウミガメの産卵地であり国立公園に属する複数の有名ビーチがあります。この国立公園は、ベイ山脈沿岸国立公園(Beydağları Sahil Millî Parkı)で、その中心となっているのは、ケメルの背後にそびえるオリンポスとよばれるタフタル山です。
現在のケメルは大都市ではありませんが、すべてがそろうちょうどよい繁華街です。時計塔がある共和国広場またはマリーナ周辺、南北に走っているアタテュルク通り(Atatürk Caddesi)周辺には店舗が多く、ショッピングや食事に困ることはありません。月曜日と火曜日には、ケメル野菜市場(Kmer Sebzeler Pazarı)が開かれ、新鮮な野菜・果物のほか、工芸品も販売されます。
旅のプラン
海も山もあるケメルには、アンタルヤ市中心部や隣接するムーラ市からの日帰り旅も可能ですが、ケメルに拠点をおいて、じっくり滞在するのもおすすめです。
ギリシャ神話にも登場するキメラの燃え続ける石、ゼウスとヘラの宮殿があるとされるタフタル山、ターコイズブルーの透き通った海、リュキアの複数の遺跡など、ビーチ以外にも見どころが多数あります。
年間300日の晴天がご自慢のケメルでは、聖なるオリンポス山頂からの景色も見逃せません。リュキア古道をトレッキング、または、ケーブルカーからの景色を楽しめます。
ケメルがあるアンタルヤ市には、リュキアの古代遺跡が多数残されています。世界遺産クサントス、リュキアの首都パタラ遺跡、デムレのシメナ遺跡など、ケメル区域外にも多くの遺跡やブルーフラッグ認証を受けたビーチが多数あり、車やバスで足を伸ばすことも可能です。
主な観光スポット
※オリンポス遺跡は隣区クムルジャにあります。詳細はアンタルヤ市のページをご覧ください。
ネイチャー・スポット
基本情報
アクセス | バス/海上バス ※ケメル・バスターミナルまでバスあり。 ※海上バスはアンタルヤのカレイチ桟橋から一日2本程度運行あり。詳細はアンカラ市交通局公式サイトへ。 |
エリア内の交通 | バス/ミニバス・ドルムシュ |
動画 | |
公式サイト | https://www.kemer.bel.tr/tr |
その他情報 | ー |
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